アバハウスの住人[２]

バイト【me】 ページ16

バイトを始めて

もうすぐ１か月。


佐藤さんは

相変わらずたらし？で、

心底迷惑してる。



それより最近、


バイトの帰り道や

学校の行き帰りに

なんか後方に

気配を感じるようになった。


でも、

後ろを見ても

誰もいないし、

特に迷惑もかかってないから


エイちゃんにとりあえず

言っておくだけにした。

悩みとかは

彼氏に言っておきたい

性なので..。


エイちゃんも

「お迎えするよ〜」

って言ってたけど


撮影もあるし

迷惑かけてられない。




そして今日も

バイトの帰りに

人の気配を感じた。


いつも通り後ろを見たら、





佐藤さんがいた。




と、数人...？



「Aちゃん。

初日に２人でご飯行ったじゃん？」



肩を触ってくる。

気持ち悪い..。



「そこで聞いたの覚えてる？


俺のこと好き？って。

そしたらはいはい。って

Aちゃん言ってくれてさ〜」




あの時は

全く話を聞いてなかった。

全部受け流してたのに

そんなこと聞いてたんだ。



「それからさ、

Aちゃんの家を見てたら

男が出てきてさ〜。


しかも数人？

なにあれ。


俺のこと好きなんじゃないの？



ってことで

こいつら呼んだの。」



気づいたら

佐藤さんの連れみたいな人

数人がわたしを囲んでた。




「一緒に遊ぼうよ〜」





逃げなきゃ。

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