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四ヶ月くらい前に書いたので文章がボロッボロです。それでもいいという方はどうぞ見てって下さい。


***



通常なら静かな街に、今日も誰かが駆けていく音がする。
一寸叫び声も添えて。



「のォォーー今井ちゃん、ちゃんと原稿出すから落ち着こうよ!?」

「そんなこと言ったって騙されませんよ先生。さっさと大人しく捕まってください!」

「ウアァァァ!!!」



雄叫びのような声を出しながら逃げる女と、それを追いかける女。逃げている女は前髪を後ろに掻き上げ眼鏡を付けている。まるで締切に追われる漫画家のような格好だ。追いかけている女は茶色い封筒を抱え、スーツを着ていた。これもまた編集者のような格好だ。

はたから見れば非日常的(シュール)な状況だが、道を歩く御老人たちの目は温かい。



「よし、この道に入れば___」



彼女しか知らないであろう秘密の抜け道。シメた、とでも言う様に笑みを浮かべる。早々に捕まってしまえば楽なのに。

一旦立ち止まり、息を整える。



「……あとは此方(こっち)を通って……」



先程の女を撒けたようで、自宅へ帰ろうとした時だった。不意に、彼女の目の前に襤褸布(ぼろぬの)を纏った人物が現れた。

走っていた為止まることが出来ず、相手とぶつかりそうになる。


(つい)に相手の胸板に彼女の頭がぶつかる瞬間、緑の不思議な光に包まれ、眩しく感じて目を瞑る。



「うッ………」



光が収まったようで、ゆっくりと目を開ける。其処には、大きな田んぼや緑が生い茂る田舎の風景などなく____


ほんの数分前まで銃撃戦が行われていたような倉庫があった。



*→←今、心の扉は開かれる【文スト】



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おとひび(プロフ) - A2A2さん» ありがとうございます!!楽しみにしています! (3月26日 16時) (レス) id: c954a091c2 (このIDを非表示/違反報告)
A2A2(プロフ) - おとひびさん» 私も貴方様のコメントを見てわっはっはって感じてす!!!!ありがとうございます!!その作品は私も気に入っているので、ぜひぜひ書き進めさせて頂きます! (3月26日 13時) (レス) id: fe3da03f44 (このIDを非表示/違反報告)
おとひび(プロフ) - ちょっと待ってください文章の書き方も表現の仕方もネタの思いつきも神ってますよぉ!?!?数話だけでも物凄く面白くてわっはっはって感じです!(?          よければ「ハンムラビの誓文【文スト】」の続きを書いてほしいです…! (3月25日 23時) (レス) id: c954a091c2 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - サラミザラさん» 本当ですか‼ ありがとうございます! (2月20日 18時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - ルウさん» わー!!有難うございます_(._.)_。暇があるときに優先的に下書きを書き進めさせていただきます……!! (2月20日 18時) (レス) @page9 id: 1a675fd086 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サラミザラ | 作成日時:2024年2月18日 12時

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