“私の人生を変えた人”【羽生結弦】【片寄涼太】 (ページ6)

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番外編　誕生日　羽生結弦ページ6

結弦side

大会が終わった
ホテルに戻ると俺の部屋には天使がいた

『おかえり!凄く良かったよ!!』

結弦「ただいま」

妻からギュウと抱きしめられた
そしてキスも

『おかえり』

エプロン姿の愛する妻

結弦「可愛い」

俺も美琴がやっとように返す

『えへへ…』

本気に可愛いんだけど
明後日も頑張れる
明日は一日中練習だけど

結弦「癒し…」

今日の点数は気に入らなかったけど、誕生日は気に入った。

結月「お父さん!!こっちに来て!」

と、リビングから出て来た結月。
結月は俺の手を引っ張りリビングまで案内?してくれた

結弦「ｯｯ…結月、結美…!!」

リビングには“たんじょうびおめでとう、お父さん!”と色取り取りの画用紙で1枚ずつ書かれていた。

『部屋の飾り付けも全部、この子達が提案して時に喧嘩しながらやってたんだよ。私の手も借りずに』

結弦「そうだったのか。俺のために…」

嬉しすぎて泣いた
愛する子供を抱きしめて泣いた

結美「なに泣いてるの?」

スッと俺の頬に結美の小さな手の温もりが来た
右の頬には結月の小さな手があった
嬉しくて嬉しくて泣いた

結弦「嬉しいんだよ」

力強く抱きしめた
でもあとからこうなるなんて、想像もしてなかった。
ずっとこうやって幸せにみんなで、4人で暮らすものだと思っていた。