嫉妬 片寄涼太 ページ1
片寄side
美琴の様子がおかしい
絶対的におかしい
片寄「僕、何かしたかな…」
今日ずっと避けられてる気がする
白濱「俺は原因知ってるよ?教えて貰ったからな」
っ、亜嵐には言うんだ。
片寄「なに?」
なんか、とても、物凄くイライラする。
白濱「これだ」スッ
兄こまで共演した土屋太鳳さんと僕が手を繋いでるところだった
他の女の人とキスする寸前の動画もだった
片寄「それは…!」
数年前のヤツだ
決して好んで僕からやったヤツではない
白濱「あー、数年前のヤツだとか言うんだろ?」
片寄「……そうだよ。今の動画じゃない。そんな動画、他にもたくさんある。美琴はそれだけで嫉妬はしない」
白濱「アホだな。分かってなかったのか?お前が恋愛ドラマに抜擢されると必ず美琴から甘えてくれるだろ。あれ、自分の嫉妬を抑えるためにやってんだよ。」
ッ!!あぁ、だからか。
恋愛系のテレビの前日は決まって美琴は僕の隣にいる
僕をずっと触ったり普段は絶対にしない自分からのキスをしてくれる
片寄「美琴が僕に嫉妬…ヤキモチ妬いてくれてたんだ」
薄々気付いてはいた
でも、知らないふりをしていた。
僕は甘えて欲しかったし、嫉妬して欲しかった。ただ僕のワガママだった
白濱「美琴は嫉妬深いぞ。表に出してないだけだ。まぁ、行動や態度で分かるが。」
確かに嫉妬とかそういう感情は口に出さないし、顔にも出さない。
片寄「あー、どうすれば…」
このままだと結弦に取られるかも知れない
そんなの絶対にヤダ
白濱「美琴の部屋にいるだろ。考えはそのあとだ」
ドシッと背中を押された
流石だなと思った
片寄「分かった」
部屋に行くと暗殺教室のグッズに囲まれていた
一言で言うとめちゃくちゃ可愛い
片寄「美琴」
暗殺教室のぬいぐるみを抱きしめていた
『涼太?……近付かない方が良いよ。』
片寄「なんで…?」
僕は別れる気なんてないからね
『今の私は何時もの私じゃないから…。感情が、抑えられない。』
見てみたい。そう思うのは僕だけ?
片寄「良いよ。さらしだしなよ。旦那の僕が受け止めるよ」
『っ…良いの?』
片寄「旦那に嫉妬見せないでどうすんの」
『嫌わないで』
多分、今まで見せなかった理由はその理由なんだろう。
片寄「嫌うわけないじゃん、生涯愛するよ」
指輪を握りしめる
『……涼太が悪いんだからね。』
腕を引っ張られベッドに押し倒された
何時もは僕がやる行為を美琴がやった
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作者名:宮野志保 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年11月26日 23時