“私の人生を変えた人”【羽生結弦】【片寄涼太】

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羽生「覚えた？」

『うん、覚えた』

羽生「で、最後は俺専用の図書館w」

『wわぁ！私好みがたくさんある！！』

羽生「なら良かった」

『ね、これ読んで良い？』

羽生「良いよ、俺はこれ読むから」

『うん、本に囲まれると落ち着く！』

羽生「だよね」ﾍﾟﾗｯ

『〜♪〜〜♪』ﾍﾟﾗｯ

ー数時間後

『ﾊｯ!こ、これは、新刊！！？』

羽生「あぁ、そうだけど」

『私、この漫画好きなんだよね！』

羽生「え、ホント！？キャラは誰が好きなの！？」

『やっぱ、この子とこの子でしょー』

羽生「俺の好きなキャラなんだけど」

『ホント〜！？結弦お兄ちゃん、最高！』

羽生「語れる！！」

『好きな人がいなくてさー、語れなくて困ってたんだよね』

羽生「俺も！」

『お兄ちゃん、大好き！』ﾀﾞｷｯ

羽生「俺も」ｷﾞｭｰ

『夢が叶った！』

羽生「え？」

『お兄ちゃんに会えたこと、抱き締められることが夢だったんだ！』

羽生「そうだったのか」ｷﾞｭｰ

『テレビの中だから、遠い人なんだ。私達から見たら』

羽生「近くいるだろ」

『うん』

羽生「辛い思いはさせないから」ｷﾞｭｰ

『……お兄ちゃん』ﾀﾞｷｯ

母「ご飯よー！って、ズルいわよ！！結弦！」

羽生「えー、俺が先に抱き締める」ｷﾞｭｰ

母「ズルーーーい！」

羽生「……」ﾌﾝｯﾄﾞﾔｯ

母「イラつくわ！私も抱き締めたい！」

羽生「貸さない」

母「えー！？」

羽生「イヤだ」

母「むっ、それより、ご飯よ」

羽生「はーい」

『うん！』

母「美琴、私のところに来て！」

『？分かった』ｽｯ

羽生「あー…」ｼｭﾝ

母「ふふ…」ﾀﾞｷｯ

羽生「あっ！ズル！！」

母「……」ﾄﾞﾔｯ

羽生「ムカつくー！」

『良いお母さんだね、結弦お兄ちゃん』

羽生「そう？」

『うん、私を抱き締めてくれることもなかったから』

羽生「なら、俺らがたくさん抱き締めてやる。ね、お母さん」

母「えぇ！」

『ありがとう！』

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