病みすぎ警報

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「さ、酒で忘れてやる！」



顔真っ赤やん



少し勝ち誇った笑みで「何にするん？」と聞くと、すぐにアルコール度数の高そうなシャンパンを指差す。



真っ赤な耳とかそそるんやけど……



店員さんにシャンパンを頼むと、数分でやって来る。



「っぷは、うえ！なにこれめっちゃ美味しい」



る「お行儀悪いで」



「う、うるっさい」



まだこっちを見るとほんのり赤くなる頰にキスを落としたくなる衝動を抑える。



それから1、2時間で店を出たんやけど……



「るーるるー」



ずっと歌っとる…



「ふぁー眠いーーー」



もう半寝やん、



「すん、かっこいいよね」



タラシはあかん！それは、落ちる



ずっとこんなんやとタクシー乗せても不安やし……



る「家よる？」



「え、いいの？」



る「まぁ、汚いけど」



「じゃあ、寝る」



る「あ、はい」



下心とかあらへんからな！ほんまに…うん。



「タクシー、たく、うわ、危なっ」



る「ん、ほら捕まえた。乗るで」



「んー」




運転手さん
「ありがとうございました〜。
お二人とも美男美女でお似合いのカップルですね」



る「あ、いや、ちが」



「えーほんとー？だって先輩。うれしーね」



る「……そやね、じゃあ失礼します」



Aの腕を引っ張ってマンションの中に入る。



ダンっ



「……なに？」



る「他の男にもこうやって色目使っとるん？」



「え、違っ、えっと、酔っちゃって」



る「酔いさめたよな？さっきやったことどう責任とってくれるん？」



「責任！？」と、半泣き状態でオロオロしている彼女を横目に



壁ドンした……壁ドン……壁…



と、若干自分に引いている。



「え、えっと、とりあえず本日のランチ代は」



る「そんなんええから、自分の体で…な？」



「は、はい？えっと、ここから一番近い風俗は………ちょっとお待ちくださいね。

オッケーグーグル」



る「勘違いしてるみたいやけどAの体で払うんよ？」



Aの足の間に膝をつけて不敵に笑ってみると案の定ボボボと顔が赤くなる。



面白くなりそうやわ

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