わんわん⓸ ページ31
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「んぁっ…！？」
条野さんに見つめられるまま、どうしたものかと回らない思考をなんとか働かせようと奮闘している間に、突如下半身の局部に刺激が走る。
条野さんの脚が、私の大事なところを突いているんだ。
刺激が下腹部へ到達する度に、頭が真っ白になって本当に何も考えられなくなる。
「あっ、んっ…！やっ、やだっ」
「どうです？私に組み敷かれて、快感に苛まれる気分は」
耳元で優しくそう囁かれると、先の条野さんの言葉が脳裏によぎる。
“ その気になれば貴女のことを無理矢理抱いてしまうことだってできるんですよ”
「ま、んあっ… 待って、だめ…！」
私の静止を聞かず、条野さんは私の軍服を器用に脱がせる。
異能のせいで、こうまでも理性が効かなくなってしまうとはなんと恐ろしいことなのだろうか。
あっという間に肌が露出すると、条野さんは悦に浸っていた表情から少し顰蹙した。
「これは…鐵腸さんがやりましたね」
条野さんが見たのは、先日鐵腸さんが首元に噛み付いた痕だったらしい。急に不機嫌なオーラが漂い始めた。
「ひゃうっ？！」
先日と同じように、首元を強く噛まれる。
更に肌に食い込まれた歯次第に力を立ててめり込んでいく。
相当に痛いものだった。
痛みと恐怖から生じた涙が頬を伝う。
「痛いっ…！痛いですっ、条野さん…！」
「……。」
条野さんは私の静止の声を聞いてから、数秒経つと離して上半身を起き上がらせた。
そうして私を見下ろしてため息を吐くと、冷めたようにこう言った。
「…止めです」
「えっ？」
「そもそも、他人の異能に頼って貴女との情事を目論むというのは癪に触ります。私自ら貴女を奪いたいのです」
「あ…そう、ですか…」
「もしかして続きをご所望でした？」
「違う！！」
違う、どうして急に冷静になってしまったんだ。
拍子抜けしていると、ベッドから降りた条野さんを見てあることに気づく。
「…鐵腸さんが異能にかかって、貴女をどのような目で見ていたか気になっていたんです。でも、大していつもと変わりませんね。
襲いたくなる気持ちがちょっと抑えられないだけで」
「そんな気持ち持たないでください！」
私の話を横目に条野さんは、それに。と話を続ける。
「こんな所では邪魔が入る可能性があります。
果たす時はもっと静かで、貴女の声が堪能できる場所で…」
「絶対しませんから！！」
そう上品に話す条野さんの犬耳と尻尾は、跡形もなく消えていた。
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ラザニア太郎(プロフ) - ましろさん» 文スト4期おめでとうございます〜！声優さんも楽しみですし、猟犬以外にもあのキャラこのキャラのあんなシーンが見られるとずっとドキドキします…^ ^ 鐡腸さんも条野さんも��子さんも隊長も全部全部楽しみです！ほんとに待ち遠しい…^ ^ (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - わかってくれますか笑！あと文スト4期おめでとう！ついに鐵腸さんが猟犬が来るねー笑 (2022年5月20日 1時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - ましろさん» 初めまして、コメントありがとうございます！確かにそうかもしれません笑 私としても天然なイメージが強いですね…^ ^でも正義という言葉に忠実であり、芯があって強いところが本当に魅力的だと思います！！ (2022年5月20日 0時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - なんか鐵腸さんって冨岡さんに似てる笑 天然なとことかめっちゃ強い所とか！ (2022年5月20日 0時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - ニゲラの蕾 兼 新芽さん» お久しぶりです^ ^喜んでいただけたようで何よりです！新しい大学生活で死ぬほど忙しくてネタすら思い浮かばず、そもそも小説のこともド忘れしていました…汗ですがGW中に少し暇ができたので書いてみました！相変わらず亀更新ですがご愛読していただければ幸いです^ ^ (2022年5月5日 17時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラザニア太郎 | 作成日時：2021年11月14日 18時
