にゃんにゃん⓶ ページ3
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「んんっ…！も、もういやにゃっ…！」
条野さんは、私の獣耳の裏側のふわふわとしたところを小指と親指で揉みながら、同時に中指と人差し指で耳の中を探る。
何とも器用な人だ、と思える隙もないくらいに与えられる刺激に脳が支配される。
背筋に小さな電流が流れる感覚が何ともくすぐったくて、軽く仰け反ってみせた僅かな抵抗も、条野さんの前では無意味なことだった。
「あぁ、ちゃんと尾の部分もあるんですね…」
「にゃぁっ…？！」
突如尻尾の付け根を掴まれると、一段と大きな刺激が腰骨から脳内まで到達し、ふわふわとした感覚で満たされる。
視界がチカチカとして頭が真っ白になりながら、身体が僅かに痙攣していた。
同時に下腹部がきゅうっと疼く感覚に羞恥心を覚える。
そんな私を条野さんは恍惚とした表情で見つめていた。
「知っていましたか？猫の尾の付け根は性感帯なんですよ。尤も、貴女も感じてしまったようですが…」
本当によく再現されている、と悪戯っぽく獣の方の耳元に囁かれる。
その吐息に身体がまた反応している自分が、何とも恥ずかしくて堪らなかった。
そんな心中さえも条野さんは理解して、私を辱めることを心底愉しんでいるのだろう。
顔にそう書いてあるのだ。
こうなってしまった条野さんを止められないことは私の経験上不可能に近い。
仮にできたとしても、何倍にして返してくる人だ。
そうなるのも恐ろしいし、今の置かれた状況から止めることも難しい。
そして何より、何より…_________________
「ここから先、期待しているんでしょう？」
「んなっ……？！」
その爆弾発言に身体の熱が顔に集中する。
「ち、違います…！絶対違うし！」
「ふふっ、そういう素直じゃないところも好きですよ。…あれ」
突如、身につけられた触覚がなくなったのを感じた。
それは異能力によって発現された猫耳と尻尾が消えてしまったことを意味する。
これには条野さんも拍子抜けしてしまったらしい。
「……。」
「えっと〜……わっ」
暫く沈黙したと思えば、条野さんは私の額に軽く唇を落としてさっさと席を立ってしまうと、相変わらずの爽やかな笑顔で此方を見下ろした。
「今回も愉しめました。続きはまた今度…ね」
「しません！！」
では任務があるので、と条野さんは事務室を後にした。
任務前にセクハラすな！
心の中でそう条野さんにツッコミをした。
2、喧騒のどさくさに*末広鐵腸→←1、にゃんにゃん*条野採菊
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ラザニア太郎(プロフ) - ましろさん» 文スト4期おめでとうございます〜！声優さんも楽しみですし、猟犬以外にもあのキャラこのキャラのあんなシーンが見られるとずっとドキドキします…^ ^ 鐡腸さんも条野さんも��子さんも隊長も全部全部楽しみです！ほんとに待ち遠しい…^ ^ (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - わかってくれますか笑！あと文スト4期おめでとう！ついに鐵腸さんが猟犬が来るねー笑 (2022年5月20日 1時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - ましろさん» 初めまして、コメントありがとうございます！確かにそうかもしれません笑 私としても天然なイメージが強いですね…^ ^でも正義という言葉に忠実であり、芯があって強いところが本当に魅力的だと思います！！ (2022年5月20日 0時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - なんか鐵腸さんって冨岡さんに似てる笑 天然なとことかめっちゃ強い所とか！ (2022年5月20日 0時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - ニゲラの蕾 兼 新芽さん» お久しぶりです^ ^喜んでいただけたようで何よりです！新しい大学生活で死ぬほど忙しくてネタすら思い浮かばず、そもそも小説のこともド忘れしていました…汗ですがGW中に少し暇ができたので書いてみました！相変わらず亀更新ですがご愛読していただければ幸いです^ ^ (2022年5月5日 17時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラザニア太郎 | 作成日時：2021年11月14日 18時
