20、救出 ページ21
「えいっ！！」
貨物船の室内にある扉を見かけるたび、全て蹴り飛ばして部屋の中を確認していく。
警備は所々にいたが、今では奇襲の知らせを聞いて大方上に応戦しているのだろう。
それに、今の私なら少人数相手ならまだ牽制できる。
自分にそう言い聞かせながら不安を押し殺して、子ども達のいる場所を探す。
「この部屋の扉…明らかに厳重過ぎじゃ…？！」
見てくれから直ぐにわかった。
恐らくここに、子ども達がいる_____________。
大きな金庫のように難しそうなロックが掛かっていて、もちろんのことパスワードが必要らしい。
そんなの知るか！！
「だったら、人数で対抗してやるんだから！」
私は5人ほどコピーを作った。
5人くらいなら、まだ平気。
これも��子さんとの鍛錬のお陰でキャパシティを拡大することができた！
「絶対壊すわよ…！せーーーのっ！！」
喋らないコピー達に威勢を求めて扉を蹴る。
ドォンと鈍い音が響いたものの、だが扉は微動だにしない。
「…！もうっ、だったら何回も…！！」
____________________ドォン、ドォン、ドォン！
「これでッ！イケる！！」
________________________ドゴォォォオン！！！
扉がようやく倒れた。
中では怯えている子や、驚いている子、泣いている子など、せいぜい20人ほど子ども達がいると見えた。
「もう大丈夫…！外が落ち着いたら、逃げようね…！」
他国から来たと見える肌の黒い子どもも、金髪の髪の毛を持つ子どもも、珍しい民族衣装をしている子どもも、言語は違えど通じたようなのか、少し安心した表情に戻っていた。
「末広さん…！」
ここからどうすればいいんだろう…。
…とりあえず、無線で連絡を取ろう。
そうして無線機で末広さんと連絡を試みたのであった。
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ラザニア太郎(プロフ) - 結愛さん» 結愛さん初めまして、コメントありがとうございます！日々の楽しみになっているとは、とても光栄に思えます😌よろしければ短編集やTwitterでの夢絵などもご覧いただけたら幸いです。これからの更新も気長に待ってください‼️ (2023年2月22日 21時) (
レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいですけれど無理もなさらずに (2023年2月22日 21時) (レス) id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 最高かよ（吐血）by猟犬大好き人間 (2021年8月11日 14時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
雨降(プロフ) - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: c97a588bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラザニア太郎 | 作成日時：2021年7月26日 17時
