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11、彼女の正義 ページ12

そんなA君が何気ない高校生活を送るなか___




ポートマフィアと異能特務科との彼女を巡る冷戦が日に日に強くなっていった。


そして我々はこの冷戦の終止符を打つために、異能特務科の管理下の元で彼女に軍警での就職をしてもらおうと考えた。


普段彼女には内密していたが為に、彼女にはこの危うい状況を知ってもらうために儂直々に彼女の自宅へと赴いた。







あれはその途中だった_________________







「カツアゲなんてさせないし!お金なんて渡させないから!!」


「アァン”!?テメやんのかゴラァ?!女だからって容赦しねゴファアッ!」

「あ、兄貴ィ!!女が!2人いるゥ!!」

「なんだコイツっ、オイ行くぞ!」


「ふんっ、一昨日来やがれなのよ。」





彼女は河川敷でカツアゲされていた少年を守っていた。



しかも異能力を使って。








異能力をあけらかに使っていることの危機感を覚えるのと同時に、彼女の他人を自分の身を呈して守る熱い正義感を強く感じていた。









「鏑木A!!」




「えっ?!ハイ!!…て世界の福地桜痴じゃん?!」









自然と彼女の名前を高らかに呼んでいた。









________________________いや、欲していた。




彼女のような生きとし生ける人間をを守らんとする熱い魂と、その正義を。









「我ら猟犬と共に、この国家を守ろうではないか!」









夕焼けが2人を照らしていた。






彼女から見た儂はどんなに英雄らしかったのか。


彼女の瞳は夢見る幼い子どものような無邪気で何の曇りもなく、ただキラキラと輝いていた。





「……私、美少女戦士みたいに!この街も、日本も、世界も!!全部守りたい!!!
あなたが本当に英雄の福地桜痴…さんなら、私も連れていって!!」


「いい返事だ!!」


「あと猟犬ってなに?!」


「それは君の家で話すとしよう!」


「私ん家来るの?!ヤバイヤバイ!!お母さんに言わなきゃ……!!」









彼女の猟犬入隊は高校卒業後に執り行われる筈だったが、不慮の事件で命の危機に瀕したのを機会に、異能技師による生体手術も行われた。









そうして、1人の英雄が生まれたのである。









_________________________否、美少女戦士とでも言うべきか。

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ラザニア太郎(プロフ) - 結愛さん» 結愛さん初めまして、コメントありがとうございます!日々の楽しみになっているとは、とても光栄に思えます😌よろしければ短編集やTwitterでの夢絵などもご覧いただけたら幸いです。これからの更新も気長に待ってください‼️ (2023年2月22日 21時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいですけれど無理もなさらずに (2023年2月22日 21時) (レス) id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 最高かよ(吐血)by猟犬大好き人間 (2021年8月11日 14時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
雨降(プロフ) - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2021年8月4日 17時) (レス) id: c97a588bdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラザニア太郎 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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