愛し君への彼氏面�� ページ7
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「何で此処にいるんですかぁっ…！」
店員に店の空気が悪くなると言われ、外に追い出された俺達に彼女は涙目になりながらそう言った。
「貴女が不埒な輩が集まる会に行かれると聞いて、私達が堪えられると思いますか？」
「これ以上、お前が他の男に触れられるのは御免だ。
悪いが強行策を取らせてもらった」
「ごめん。なんか俺も流れでついて来ちゃって…」
「最初から知っていたんですね…。あぁ、もう…。友達に何て言えば…。
というか！付き合ってもないのに彼氏って何だったんですか！？」
怒りっぽく荒げた声で問い詰める彼女に対して、2人は悪びれもしない様子で表情を変えずに答える。
「我儘なことだとはわかっているが、Aにはこのような会に二度と参加して欲しくないからな」
「マーキング、とでも言っていいでしょう。
これで貴女には合コンとやらの誘いはありませんね」
「うぅっ…、怖い顔でこっち見ないでください…。
わかりました。私が悪かったです、すみません」
犬猿の仲に見える二人は案外考えることは一緒なのだと、そう言って仕舞えばどんな反応をされるか。わかったもんじゃない。
この人達を相手にして勝てる者といえば、俺は��子さん以外に思い浮かばない。
彼女もそう思っているのか、もう何も問い詰めることはなくとぼとぼと歩き出す。
「…もしかして、本当は出逢いが欲しかったり？」
「いいや、奢ってくれるって言ったから…。
気になってたお店なのに…、もう私あのお店行けないですよ…」
相当に残念な面持ちでいながら彼女は俺の質問に答えた。
彼女も彼女だ。
ほいほいと、物に釣られて簡単に連れて行かれそうなところも悪い気がする。少しは他人に警戒心を持った方がいいと思う。
とはいえ、警戒心を持ったところで例の上司二人を前にして抵抗できないだろうが。なんとも不憫な話だ。
「…でも、あの時来てくれたのはほんの少しだけ嬉しかったんですよ。
あの男の人、優しいけどなんだか怖かったから。
だから…、ありがとう、ございます…」
そっぽを向いてぼそぼそと言った彼女の耳は気のせいのなのか、少し赤くなっているように見えた。
そんな様子が微笑ましい。それは鐵腸さんも条野さんも同じだった。
「でも少しだけ、ほんの少しだけですからね！
あんな登場の仕方はよくないです！」
「はいはい、わかりました」
「善処しよう」
素直になれず一生懸命弁論する彼女に、また吹き出してしまいそうになるのだった。
24、大胆な彼女は夢現？*末広鐵腸→← 愛し君への彼氏面��
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ラザニア太郎(プロフ) - 紙さん» ありがとうございます…！ぜひ仲良くしてください^ ^ (6月3日 15時) (
レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
紙(プロフ) - Twitterありがとうございます！！絵も可愛いですー！！ (6月3日 12時) (レス) id: 60978e9706 (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - 紙さん» はじめまして、コメントありがとうございます^ ^お褒めいただいて大変嬉しいです！Twitterの方も先程承認しました。何もかも低倍速ですが、どうぞよろしくお願いします…！ (6月3日 11時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
紙(プロフ) - ラザニア様の小説面白くて時間を忘れて読み進めてしまいました！応援してますー！Twitterの方あと、フォローさせて頂きました！ (6月3日 11時) (レス) @page1 id: 60978e9706 (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - リアリスさん» 初めまして、コメントありがとうございます。本来攻めである側や、男側が何らかの拍子で弱っちゃうシチュがたまらんく性癖で…！いくつか書いてるのですが、そのようなご感想いただけてよかったです！ありがとうございます！ (2023年3月27日 17時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラザニア太郎 | 作成日時：2022年12月14日 10時
