コインランドリー【BTS】 (ページ2)

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2話ページ2

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ん、寝てた…？

寝てたな。

顔をあげたら目の前の洗濯物は出来上がってた。
お兄さんはもう帰っちゃったみたい。

あわよくば友達に、！なんて思ってたから
ちょっぴり残念だ。

立ち上がって伸びをした瞬間、後ろから賑やかに人の声が聞こえて慌てて大あくびの口を閉じる。

すごいなぁ。
コインランドリーてそこそこ栄えてるんだ。

TH「わっ！」

声に振り返ると床中にばら撒いた粉洗剤と固まっている男の人がふたり。
失敗の典型！って感じでちょっぴりおかしかったけど私だって全然人のことを言えないから、後ろでわいわいかきあつめる声だけを聞いておく。

JM「え〜どうすんの、もう洗剤ないよ！」

TH「ここのなかったっけ。」

JM「ないよ、こないだ使い切ったんじゃんテヒョンが。」

…使い切ったんだ。全部。
備付け使い切るってどういう、、

なんかいろいろおかしくて、やっぱりちょっぴり笑っちゃいそう。
私も人助けするかぁ。

「あの、洗剤どうぞ」

TH「え」

JM「いやいや、悪いですよ！」

「いいんです、たくさんあるから。はい！」

TH「え、やった。ありがとうございます。」

あれ！？またカッコいい！

うわ、いい匂いだ。ってすんすん嗅いでる人も。
その頭をぽか、って叩いてる人も。

ここってカッコいい人たちだけしか使わないとか
そういう…？

でもそんな顔面良好人間限定！みたいな貼り紙ないし、コインランドリー７の文字もとってもダサいありきたりなそれで。

TH「おねーさん」

「わ、びっくりした、」

洗濯物をまとめてるとさっきのカッコいい人。
洗剤、助かりました〜ってにこにこしてる。
もうひとりの人もにこぉって笑ってありがとうございますと軽くお辞儀をした。

TH「すごいいい匂い。これどこでも買えますか？」

「あ、買えますよ！ドラッグストアならどこでも。」

TH「そっかぁ、買お！」

何言ってんのって後ろからまた怒られてる。
でも負けじと、いいじゃんいい匂いだもん！って言い返してて。

「おそろいになりますね、匂い。」

可愛くて思わず笑っちゃうと、
ふわふわした髪の毛のお兄さんは
おお、って胸元を抑えた。

TH「ちょっと、それはきゅんときちゃう。」

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