◎ ページ27
蝉side
お粥を頬張る女、
そんな上手くないはずなのに、
美味しそうに頬張るこいつ、馬鹿なんじゃねーの、
俺のこと安心できる男とか、助けてくれる男とか勘違いされたくない、。
俺は “ 殺し屋 ”なんだよ、。
人助けとかしたくねーんだよ、。
だから、嬉しそうにすんなよ、。
やめろよ、その顔…＿＿＿＿、。
“ 人助け ” 悪くねーと思っちゃうじゃんかよ
侑「蝉さん…＿＿、ありがとう…」
蝉『はぁ…っ、』
感謝の気持ちなんて受け取りたくねーよ、。
こっちは何人も人殺してんだよ、。
ふざけんな…、
うざくなった俺は立ち上がって、玄関へ向かった。
貴「どこ…っ！行くんですか…？」
蝉『あ゛？お前には関係ねーよ、』
貴「でも、！」
そう言って指さす女、。
こいつが指してるのはそう、。
俺が持ってるナイフ。
貴「あの、！危ない所に行くなら私も行きます」
蝉『はぁ？』
貴「命かけて、蝉さんを守ります…！今度は私が」
蝉『馬鹿じゃねーの？弱いお前に何が出来んだよ』
貴「…＿＿＿っ！弱いかも…しれないけど２人で戦った方が怖くないし…あの、…」
蝉『泊まってていいから大人しく寝とけ』
・
・
なんだよ、この気持ち…＿＿＿。
『命かけて、蝉さんを守ります』
この言葉が頭から離れね…ー。
そんなこと言うやつ今まで居なかった。
憎まれることしかされてこなかった、。
ましてや、感謝なんて…。
守るなんて…。
俺より弱いあいつがいたらただの足でまとい
うざいし、邪魔なだけ、。
なのに、なんでだよ、。
なんで、ちょっと嬉しいって気持ちがあるんだよ、。
なんでちょっと可愛いって思ってんだよ、。
あぁ、イライラしてきた、
人 殺し たい…。
俺はあの女と出会った路地裏に行くことにした、
あそこだったら、皆喧嘩しあって殺しあって依頼がなくてもターゲットが自然に出来るような所だ
蝉『……＿＿＿入るか…』
そう思って足を踏み出そうとした所…、。
誰かに後ろから引っ張られた、。
すぐにナイフで殺そうと思ったけど、。
なんだこの、弱々しい引っ張り方…、。
うっわ、嫌な予感がする、。
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みか(プロフ) - 涼介 LOVEさん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年12月12日 21時) (
レス) id: b09423f726 (このIDを非表示/違反報告)
涼介 LOVE - すごく、面白いです！更新がんばってください！ (2017年12月11日 18時) (レス) id: 02a220691a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みか | 作成日時：2017年10月9日 19時
