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貴「ありがとうございました…。落ち着きました…、。。」
蝉『目腫れてる』
貴「あ…！こんなの全然。」
蝉「いいから、冷やせ」
そう言ってポイッと渡されたのは保冷剤…。
ｷﾞｭｯと胸が苦しくなった。
こんなふうに誰かに優しくしてもらうの初めて、
風邪ひいた時も怪我した時も全く構ってもらえなかった嫌な思い出も忘れられるような気がした。
・
・
でも、侑李をほってこの家にいる訳にはいかない。
やっぱり、行くしかないよね…＿＿＿、
親に謝りに、侑李は悪くないってこと伝えるために
蝉『そんなやべー奴なの？親』
貴「あ…っ！いや…＿＿＿＿普通にいい親だったんですけどね…。」
貴「男の子が欲しかったみたいで…だから侑李には何もしないと思ってたんですけど……
私が絡んでいると侑李にまで手をあげるんです」
・
・
貴「侑李には…＿＿＿＿ 怪我して欲しくない…ｯ。」
せっかく止まった涙がまた溜まってきて、瞬きしたらすぐ落ちてくるくらいまで溜まってしまって
蝉さんはそんな私をじーっと見ていた。
何を考えているか分からないし、いい人なのか悪い人なのか分からないけど。
２回も助けてもらって…。
悪い人のはずがないよね。。
・
・
蝉『お前も色々大変なんだな…。表社会のやつはふらふら楽しんでる低脳な奴かと思ってた』
貴「え…っと…表社会ってなんですか？｣
蝉『お前らみたいな奴のこと』
貴「…＿＿＿＿＿？」
きょとんとしてる私を見てうざくなったのかめんどくさそうな顔をして、睨んでくる。
これ以上聞くのは辞めとこう…。
それより侑李…＿＿、
蝉『なに、また泣きそうなってる。糞ガキのことか…？』
貴「侑李…、何もされてなかったらいいんですけど…。」
蝉『見に行ってやろーか？』
貴「…＿＿＿！！そんなの悪いですっ！」
蝉『心配なんじゃねーのかよ』
貴「でも！私が…っ」
蝉『馬鹿？お前が行って何になんの？』
貴「…＿＿＿＿ｯ。」
貴｢私だって…侑李のこと守れますもん」
蝉『そんな弱っちぃ体で無理だろ』
蝉さんは睨みながら私にそう言った。
蝉さんはなんでそんなに強いんだろう。
男の人だから、。
そうじゃない気がする。
ナイフさばきだって、…。
普通の人が出来ることじゃない
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みか(プロフ) - 涼介 LOVEさん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年12月12日 21時) (
レス) id: b09423f726 (このIDを非表示/違反報告)
涼介 LOVE - すごく、面白いです！更新がんばってください！ (2017年12月11日 18時) (レス) id: 02a220691a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みか | 作成日時：2017年10月9日 19時
