Stalker ページ14
Aside
プルルルルルル
レッスン終わりに建物から出ようとするとポケットの中で震える携帯
画面を見るととある番号が
『またか…』
仕方なく電話に出る
『もしもし』
「おう、A?久しぶりー」
『何の用ですか』
「冷たいなー久しぶりに話した彼氏に向かってさー」
『誰が彼氏ですか』
「また照れちゃって〜!
そんな強がんなよ!」
『強がってないですし、照れてもないです
用がないんなら切りますけど』
「用ならあるよ、今Aがいるところから歩いて5分くらいのところのカフェで待ち合わせね?」
『ちょ、ちょっと待ってください
今東京にいるんですか?』
「言ったでしょ
Aがどこでどんな格好で誰とどんなことしてるかお見通しだって」
『なんで…』
溢れ出す涙
彼と初めて会ったのは私が大阪に帰ってきたばかりの頃
収入源がなくて、近くの大学の売店でバイトしてた
電話の相手はその大学の学生だった
毎日毎日売店通ってパンを買ってくれて、最初はいい人だなーなんて呑気に思ってた
でも半年くらい経った頃に写真を渡された
それは久しぶりに亮ちゃんが大阪に来てくれて一緒にUSJに遊びに言った時の写真だった
当時亮ちゃんは今ほどではないけど人気も出始めてて、大事な時期だった
「こまるよA
浮気か?人気俳優と」
『違うっこれは、その』
「これ、ばら撒かれたくなかったら今日、デートしような?」
それから始まったストーカー行為
怖かったから東京に逃げてきたってわけじゃないけど、東京に来たら大丈夫だろうって思ってた
なのに、どうして…
「何?突然の再開が嬉しいの?」
現実に戻された
怖い、やだ
『もう、やめて』
宮舘「A?」
渡辺「どうした?」
ちょうど建物から出てきた2人
「何?また新しい男ひっ捕まえてんの?」
『違う、違う』
渡辺「どうしたA?」
「早く俺のとこに来いよ、なぁ」
宮舘「電話?」
『舘様ぁグズッ』
渡辺「ちょっと電話貸して」
膝から崩れ落ちそうになった私を支えてくれる2人
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作者名:パピー娘 | 作成日時:2019年7月15日 17時