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「…えっと、俺、どうしたらいいかな。なんか、優しい言葉で慰めて欲しいとかではないよね。勝手な想像だけど」
福良さんは私のことをよくわかっている。
きっと、彼なら私に適当な甘ーい言葉をかけていただろうな、とどこか俯瞰して考えてしまう。
「あー…。どうしたい？どうされたい、かな」
「…したい、です」
「え？」
「潰したい、です。あいつ」
そう振り絞っていうと、福良さんはあはは、といつもの柔らかい声で笑ってくれた。
「あははっ、なんか、早瀬さんらしいや。じゃあ一緒に考えよう。どうやって潰す？」
「…嫉妬させる」
「うん、いいね。そんな頻繁に会えるような彼氏なの？」
「…出会い厨だから、渋谷でナンパしてるんで…」
「え、そーなの？やだなぁ。…で、どうする？」
「…超絶、可愛くなる」
「それでいいんだ」
「…あいつにもう一回、ナンパされてやるんです。で、イケメンのハイスペック彼氏と腕組んでやります」
「あはは、それ最高だね」
福良さんが笑顔だと、なんだか暖かくなるような気がする。
「…てか、人の元カレにいうの失礼だとは思うけどさぁ、その人結構クズじゃない？」
「…たしかに、」
なんかもうむしろ、面白くなってきた。
あいつに本気だった私がバカに思えてくる。
「…でも未練あったんだ？」
「…。わか、んない…ですけど。…でも」
周りに人がいないことをいい事に、自分の本音を吐露する。
「…初キスくらい、クリスマスにしてみたかった…」
沈黙が流れた。
「…あのさ」
と、福良さんが口を開く。
「…俺じゃ、だめかな」
どくん、と心臓が跳ねる。
「…実は、さ。ずっと言ってなかったんだけど。早瀬さんのこと、気になってたんだ」
福良さんは私が使っていたパソコンの前にある箱を手に取った。
福良さんがくれたプレゼントだ。
福良さんが箱を開けると、そこにはオシャレなネックレスがあった。
「俺…自分で言うのもアレだけど、頭いいと思う。テレビにも出てるし、背も低くないし。…顔は、わかんないけど。高スペ…じゃない？」
福良さんの耳が、真っ赤になっていた。
「…クリスマスに、恋人と初めてのキス。まだ、間に合う…ん、だけど」
福良さんの照れた顔が珍しくて、思わず笑みが溢れた。
返事はしない。
唇を合わせる。
それだけで、私たちは十分だ。
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やまうみ。(プロフ) - せなさん» コメント気づかなくてすみません！！！本当にすみません、コメント、リクエストありがとうございます！実生活が忙しくここまで返信もが遅れているのにも関わらず実現も遅くなるかと思いますが、やらせていただきたいと思います！ (2022年11月3日 23時) (
レス) id: df4c29ea6c (このIDを非表示/違反報告)
せな - リクエストって大丈夫でしょうか…？fkrさんで初キスっていうシチュエーションお願いします。できたらで大丈夫です (2022年10月8日 0時) (レス) id: d640880a42 (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。(プロフ) - やまねこさん» わかりました！！ありがとうございます！ (2022年6月14日 18時) (レス) id: df4c29ea6c (このIDを非表示/違反報告)
やまねこ(プロフ) - 内容の指定はありません。 (2022年6月8日 19時) (レス) id: 95202aa62a (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。(プロフ) - やまねこさん» こんにちは！返信遅れてすみません。コメントありがとうございます！書けますが内容の指定はございますか？内容指定の有無のコメントがあると嬉しいです、よろしくお願いします！！ (2022年6月8日 17時) (レス) id: df4c29ea6c (このIDを非表示/違反報告)
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