辛い片思い

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ずっとその話題だったがネタが切れてしまった




「……」


「……」




「なあ、なんかネタない？」


「ええ？ そんな急に言わないでよ…」



「じゃあさ、今回の中間お前一桁やった？」


「うん。生徒会長だし」



「やっぱりな！」


「どうしたん？あんたも頭ええやん」


「…何こいつ死ねよとか思ったらゴメンな


俺さ、中1の中間6位やったん」



「ええ！？スッゴ！」


「んで、そん時はめっちゃ嬉しかったんやけどそれから下がり続けてさ」


「でも30位には絶対入っとるやん」


「まあ、そーやけどな。どうしてももう一回一桁いきたいんやって」


「頑張れ！！応援してる！！絶対できるって」


「そやな。ありがとさん」





あ、もう分かれるところまで来てしまった…




あーあ…






「ほな、また」


「うん！バイバーイ！」



「おう、明日も部活ファイトな

俺もファイトー」


「アハハ！うん！」





これが私が彼を好きになった理由






”ありがとさん” ”ファイト”か…





嬉しい






普段の私なら絶対男子に「バイバイ」なんて言えない…





だけど…今回





ちゃんと手を振って、ちゃんと目を見ながら

できた




また…一緒に帰れないかな…

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