悪女をいい子に戻す御話【鬼滅の刃】【男主】

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そして、なんやかんやで裁判は後半まできて


胡「それでは、甘野さんが柱を降りることに賛成の方は、手を挙げてください。」


すると、俺以外の柱は皆手を挙げた。


胡「Aさん、何故手を挙げないのですか？彼女は柱を降りるべき、私はそう思うのですが」









…………………………。



よく分からない。



確かに隊立違反は起こしてるけど、

彼女が鬼を斬っていないなんて一言も聞いていない。


聞いたことがない







貴『……ちょっと、考える時間をください。で、今日はお開きにしましょうか。もう日が暮れそうですし。俺の意見は今度にしましょう』


胡「そうですね。まだ情報が足りなかったりしている可能性もありますし。決めるのはAさん次第ですから。ゆっくり考えてください。」




そして皆俺の屋敷を出る。


俺は中に入ろうとするが、その前に彼女の方に視線が行ってしまう。









甘野





なんで

あんな事をしたんだ。



俺は甘野に近づく。





甘「いっ…いや！来ないで！」


ボロボロと涙を流し俺に威嚇をする。







だが…




甘「ごめん…なさい………ごめんなさいっ！」




彼女の反応が、いつもと違った。









『―――――――――――いっ…やだ……ごめんなさい。もうしないからぁ……ここから出して……！………ヒッ…来ないで！怖いよ！誰かぁ！』





そして俺は昔のことを思い出した。

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