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F「あ、Aちゃん…ッ」

大丈夫?と声を掛けてきてくれるFB。

『大丈夫、大丈夫…ッじゃないよ…ッ』

俯いて、ボロボロと涙を流す。
地面に水滴が落ちて吸い込まれていく。
シミが出来る。

FB達3人は、私が泣き止むまで近くにいてくれた。

嬉しいのに、辛い。
醜い、嫌い。

『きっくん…ッごめんなさい…ッごめんなさい…ッ!!!!』

しゃがんで泣いて、泣いて、謝った。


愛おしい彼が、窓から私を見ているなんて気づかず。
ただひたすらに、謝って、泣いていた。




………


あ「A、落ち着いたか」

私が泣き止んでおさまってくると、あろまが手を差しのべてくれる。

手を取り、うん、と鼻声が掛かった声で返事しし、立つ。


え「大丈夫だよA。Aを俺らは責めないし、きっくんだって責めたりしない」

『違う、違うの。私が悪いの、ホントに。
…こんな事になるんだったら…ッきっくんに出会わなければ良かったの…!!!!』

また、まただ。

目頭が熱くなる。
目から水滴が落ちる。

あ「んな事ある訳ねぇだろうが!!!!!!
きっくんがAの事考えて庇ったんだよ!!!!あいつの意思なんだよ!!!!」

F「あろま」

あろまはハッと我に帰り、すまん、と呟く。


『ごめんなさい、ホントに、ごめんなさい…ッ
私のせいで、きっくんが記憶喪失になって、あろまも不機嫌にさせて…ッ本当、ごめんなさい…!!!!
……一人に、させて』


それだけ告げて、私は走った。
3人から…いや、4人から。

病室で、何をしているのか分からないけど。
愛おしい彼にも、こんな私は見られたく無かった。

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設定タグ:MSSP , 実況者 , きっくん   
作品ジャンル:恋愛
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ふらっち(プロフ) - うずらさん» 両思いやんクソうれぴよ。ピブー( ˇωˇ ) (2017年7月10日 19時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - ふらっちさん» 両思いだ(´・ω・`)やった(´・ω・`)(謎のテンション) (2017年7月10日 18時) (レス) id: 6e3abf552a (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - うずらさん» ありがとうございます…( ˇωˇ )お友達なりましょ…??( ˇωˇ )好きです…( ˇωˇ ) (2017年7月10日 15時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - めっさ面白い……(´・ω・`)作者さんとお友達になりたい(´・ω・`)すき(´・ω・`) (2017年7月10日 9時) (レス) id: 6e3abf552a (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - なーやさん» 読んで下さったんですか!?ありがとうございます…!!更新頑張りますね!! (2017年3月27日 16時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふらっち | 作成日時:2017年3月22日 18時

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