明日も空は青く綺麗で[きっくん]

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いやいやいや、マジ?

俺が?
異性を好きになった事とか少ない俺が??


「…とりあえず移動させるか」

ベッドまでAを運ぼうと持ち上げる。

「…かっる…」
軽い。
予想以上に軽いぞ。

朝ご飯めっちゃ多く作ろう。
食べなきゃ駄目だコイツは。


年齢とかいくつなんだろ。
見た限りだと中3?とか高1か?


ベッドに寝かせ、自分も少しAと距離を開けてベッドに入る。

すぅすぅと眠るAの寝顔を見ていると、可愛いな、と思ってしまって。
重症だな、と考えながら、自分の髪をくしゃっとする。

『んむぅ…ん』

ぱっちりとAの目が開き、目が合う。

『…きぃ、く…?』

寝ぼけ眼で見つめられる。

「ん?おはよう…?」

むく、と起き上がり、小さく欠伸をするA。


『きっくん…お腹空いた…』

グイグイと服の袖を引っ張ってくる。
自由だなこの子!!!!

「何か作って食べよっか。何食べたい?」

『んー…、らーめんって何?』

「んん!?」

知らないの?、と尋ねると、聞いたことある…、昔食べた事あるらしいんだけど、覚えてないの、とのこと。


「…ラーメンでいい?」

『…!!うん!!!!』

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