明日も空は青く綺麗で[きっくん]

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「…と、はい!!!!終わった!!!!」
お兄ちゃんの傷の手当てを終えたきっくんは、下手だけど許せよ!!!!、そう言って笑った。

[……ありがとう、ございます]

「おう!!!!…で、Aと…兄貴の名前は?」

[…藤宮颯太(ふじみやそうた)です]

「…あれ?Aと颯太…苗字違うけど…」

そう口にすると、お兄ちゃんはキッパリと答える。

[俺は孤児院で育ちました。…それでAの…母さんに引き取られて、今はAの義理の兄…みたいなものです]

きっくんは頭の上に?を浮かべている。
…理解してないのか。

「とりあえずさ、敬語やめよ!!!!語っ苦しいの俺嫌い!!!!」

そうきっくんが言うと、お兄ちゃんが頷く。

[あ、貴方は]

「きっくん!!!!きっくんって呼びなさい!!!!」

お兄ちゃんが、嫌だ、と言うときっくんは、俺もきっくんって呼ばれなきゃ嫌だ!!!!と駄々をこねている。

[…きっくんは、何で俺らを助けたの]

「んー?Aが助けてって言ったから?」

そんな簡単な理由で他人の事を考えるのか。

[……そうですか]

「あ!!!!そう!!!!Aと颯太の家!!!!
…前住んでた場所は使えねぇし…あ、」

きっくんは、ちょっと待ってて、と言って携帯を取り出す。

誰かに電話をしている。
おう!!!!任せた!!!!、と元気な声で言って通話終了。

『…何話してたの?』

「ちょっとソウルメイト来るから!!!!
そいつらと一緒にAと颯太の家決めよう!!!!」


…何故かトントン拍子で話が進んじゃってます。

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