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『…?き、くん…?』
何で泣いてるの?
「苦しかった、だろ…?」
『…?』
きゅう、ときっくんの腕に力が入るのが分かる。
「俺が記憶無くした時、それ言わないで我慢してただろ?」
『…がま、ん、してない…よ?』
「嘘つかないの。じゃあ何で泣いてた?」
『…ごめんなさい』
やっぱり彼には全てお見通しなのかな。
「本当、俺の心配なんてすんなっつの…」
ぐりぐりと肩にきっくんの頭が押し付けられる。
子供っぽい所、やっぱりきっくんだなぁ、なんて思いながら、きっくんの頭を撫でる。
『…あ、きっくん…、その…。
体、大丈夫…?』
「ん〜大丈夫〜…、あ、駄目、大丈夫じゃない。A不足」
補給〜、と言いながら抱きしめられる。
彼が幸せそうなら良いかな、なんて。
『私もきっくん不足だから補給ね〜』
と笑い混じりに言う。
そしてきっくんの頭を肩から離し、触れるだけのキスをする。
「…!?え、あれ!?んん!?」
『ふふ、また来るね』
それだけ言い残し、足早に病室を出た。
扉を閉める時、きっくんの顔は真っ赤で可愛かった。
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ふらっち(プロフ) - うずらさん» 両思いやんクソうれぴよ。ピブー( ˇωˇ ) (2017年7月10日 19時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - ふらっちさん» 両思いだ(´・ω・`)やった(´・ω・`)(謎のテンション) (2017年7月10日 18時) (レス) id: 6e3abf552a (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - うずらさん» ありがとうございます…( ˇωˇ )お友達なりましょ…??( ˇωˇ )好きです…( ˇωˇ ) (2017年7月10日 15時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - めっさ面白い……(´・ω・`)作者さんとお友達になりたい(´・ω・`)すき(´・ω・`) (2017年7月10日 9時) (レス) id: 6e3abf552a (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - なーやさん» 読んで下さったんですか!?ありがとうございます…!!更新頑張りますね!! (2017年3月27日 16時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふらっち | 作成日時:2017年3月22日 18時