貴方の色んな顔を見たいのです[#コンパス][短編集]

動物と一緒に戯れてみます!! ページ7

ヒーロー視点でいきます。


十文字アタリ
_____

『アッタリー!!アタリアタリアタリー!!!!』

「煩いなwなんだよww」

Aが体当たりしてきた。
まぁこれはいつもの事だから驚かねぇけど何よりも。

『可愛くない?』
Aの後ろに、大型犬がいることに驚いた。

「うぉわぁああ!?」

『ちょ、そんな大きな声出さないでよ!!』

ぎゅ、と大型犬を抱き締めるA。
もふ、と効果音が付きそう。

ねー?びっくりするもんねー?、と大型犬に問いかけてるA。
可愛いかよ。

『アタリ、この子もっふもふだよ!!触ってみ!!』

「お、おぉ…」

正直、犬に構ってないでAとレトロゲーやりたいけど。
たまには、こんな日も良いか。

大型犬の頭を撫でてやってると、Aも撫でて、と言わんばかりに頭を向けてきたから、撫で回してやった。





ジャスティス
_____


『ジャスティス見てー見て見てー』

「ん、なんだ?」

見るとAの腕の中に、子犬がいた。

「…犬か」

『うん、可愛いでしょーｯ!!』

ぴょんぴょんと飛び跳ねてくるくる回るA。
俺はAテンションに追いつけないよ。

『ねね、ジャスティスこの子持って!!ツーショット撮ってあげます!!』

言われた通り子犬を任され、子犬を見る。

いいね、なんか新鮮、と笑うA。
Aが楽しそうだから良しとしよう。



マルコス
_____


『マルコスのパーカーにピッタリなにゃんこ持ってきた』

「うん、ありがとうなんでそうなったの可愛いけど」


部屋に突然押しかけてきた、と思うと扉を閉められ、猫が放出された。


『猫嫌い?』

「…いや、嫌いじゃないけどさ」

良かったー、と猫を捕まえようと追いかけるAちゃん。
くるくると部屋の中で鬼ごっこが始まる。

『にゃー、おーい、みゃーにゃー』

「…ｯ!?」


高い所に登った猫を捕まえたいらしく、飛び跳ねたり手を伸ばして唸ったり、最終的に鳴き声真似してる。
こんな猫いたら飼いますいくらでも出します。


「もー、…よっ」

Aちゃんの代わりに猫を高い所から持ち上げる。
猫は幸い暴れずに大人しくしてくれた。


『んふふー、その子可愛いでしょー!!』

にこにこ笑いながら聞いてくるAを見て、猫よりも何倍も可愛いと思った。


「…うん、可愛い」

片手で猫を持ち、もう片方の手でAちゃんの頭をふわふわと撫でた。




撫でている時に猫の鳴き真似された時は、流石の僕でも死ぬかと思ったよ。

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