貴方の色んな顔を見たいのです[#コンパス][短編集]

↑続き ページ3

桜華 忠臣
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あまり絡んだ事の無い忠臣さん……
いつも怖い顔してるから苦手、だけど…

話せば良い人だって聞いたし……


じっと壁の角から、リビングのソファに座る忠臣さんを見る。


「…さっきからなんだ、貴様」

『ひぇ…ｯ』


ビクッと肩が揺れる。

「そこでチラチラと見られると癇に障る。近う寄れ」

『あ、う、はい……』


リビングに入り、ソファに静かに腰を下ろす。

「………なんだ、我を恐れるか」


頬杖を付いてフンッと笑う忠臣さん。
怖い、すこぶる怖い。


『あ、えと、う………はい…』

「そうか、無理もない」

少しドヤ顔で私を見る忠臣さん。


あーーー緊張する。無理。見ないで欲しい。こっち見んな。くそ。

あーもう寝ます。視線痛いけど寝ます寝たら忠臣さんも居なくなる筈です。


『…おやすみなさい』

「……は、おい」


訳が分からない、とでも言うように声を出す忠臣さん。


忠臣side

声を掛けた時にはもう寝息を立てるA。

本当に寝たのか、と少し揺すってみると、肩にAの頭が落ちてくる。


「おい…ｯ!!貴様、」


引き剥がそうと手を出すが、引っ込める。


「…フン」

我の肩を借りれることを大いに喜ぶが良い。
そう思い、ソファにあった布を寄せ、Aの肩にかけた。

(……我も少しばかり寝るとするか)





ジャンヌはその後、すやすやと眠る2人を見てめちゃくちゃ写真撮ったらしい。



(抱きしめてないとか言ったらギャリギャリします)


__________
んんんんん忠臣！！！！
可愛い！！！好き！！！！ツンデレ！！！！
我って一人称！！！死ぬ！！！

(作者の心の叫び)

長くなったので、ほかのヒーローは次回!!

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