抱きついてみます!! ページ2
十文字 アタリ
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『アタリ』
「んー…?あっ、やられるっ!!」
アタリとは暇な時に会って一緒に寝るお昼寝仲間。
でも今は眠くない。
でも暇。
『…暇』
「あーちょっと待てって!!あぁあ!!?」
ゲーム機をカチカチと鳴らしながら無駄に体を動かすアタリ。
『……ばーか』
ぼふん、とアタリの背中に顔を埋める。
ぎゅーっと、アタリの細い体を抱きしめる。
「……なに、構ってほしいのか?」
カタン、とゲーム機を置く音がする。
くるん、とアタリの体が反転し、抱きしめ返される。
…眠くなってきた。
『…アタリ、ご飯の時、…起こしてね』
「ん」
アタリの顔を最後に横目で見ると、綺麗な顔が真っ赤に染まっていた。
(…無自覚…、無防備……俺男として見られてねぇのかな)
ジャスティス
_____
『おかーさん』
「俺は母親では無いんだが…」
困ったように笑うジャスティス。
『だってリリカがジャスティスさんのこと、お母さんみたいなの!!って言ってたもん』
そうかそうか、と軽くあしらわれる。
ほんと、お母さんみたいじゃん。
『おかーさん!!私ね、お菓子食べたい!!アイスでも良いよ?』
後ろから腕に抱きつく。
ねぇねぇ、となんとかお菓子かアイスを買って貰おうと腕を引く。
「……、」
ぐっと腕から無理矢理引き剥がされる。
「…持ってこい」
『ほんと!?マジで!?いぇーいお母さんさいこーう!!』
後ろを小さく振り返ってお母さんを見ると、耳が真っ赤になっていた。
(…母親…か。………Aは楽しそうだし、今はあのままで良いか。…母親も意外と悪くないしな)
マルコス'55
_____
『マールコスッ!!』
「んむっ、どうしたの?」
前から歩いてきた、鮮やかなオレンジ色のパーカーを着ている彼に抱きつく。
『はいっ、これね、皆で作ったの!!』
私の手には袋に簡単にラッピングしてあるクッキー。
「わ、貰って良いの?」
ぱぁっ、と明るい笑顔を見せるマルコス。
もちろん!!、と私も笑う。
「嬉しい、ありがとね」
よしよし、と頭を撫でられる。
こくこくと頷き、私はマルコスのパーカーに顔を埋める。
「………?あ、えーと…」
『…すよ…』
「寝たの!?」
「ん…寝顔かわ…じゃなくて…ッ……おやすみ」
(寝付き早いなぁ………ジャンヌには悪いけどジャンヌの部屋で寝かせてあげよ…)
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椛 - キュンッ (2017年11月29日 17時) (レス) id: c386b7fcf9 (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - 乃亜さん» アダムくんですね!!最近忠臣と同じくらいの推しになってますw了解しましたー!!更新頑張りますねー!! (2017年9月28日 6時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お初お目にかかります‥失礼します‥ ( ) アダム様のお話もっと頂いてもよろしいでしょうか ‥ ! ( ) (2017年9月28日 2時) (レス) id: 471c06ce41 (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - ネタが無いのでほんとリクエスト受け付けてますよ……無茶振りでも良いんでくださると嬉しいです…ヾ(:3 」∠ )_ (2017年8月10日 19時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふらっち x他1人 | 作成日時:2017年7月31日 21時