お決まりの ページ10
さて、お金盗…貰うにはどうしたもんか。
｢ほぉう…？俺らを前にしていい度胸じゃねぇか、女｣
あ、上手い具合に乗ってくれましたね。助かる。
余裕な私を他所に男二人はふつふつと怒りの表情を露わにする。
…短気ネ、思ってたより。
『そりゃあまあ、どうせ殴 って黙らせる…ていう算段でしょ？そういう訳にも行かないんですよね、私』
お金欲しいんで、という言葉は飲み込んでおく。
挑発的にくすりと笑うと、男は怒ったのか、側にあった鉄パイプを手に取り私に振りかざしてきた。
｢調子に飲んなよこのアマァ！！｣
『はいそこ隙ありぃー！！』
振りかざされた瞬間、私は相手の男の脛を思いっ切り蹴りつけた。
これだけでも私は痛い筈だが、ちっとも痛くない。
神様の無敵効果が効いてる証拠だ。
｢いっでぇぇぇええ！？｣
あっはっはー、流石は弁慶の泣き所。
万国共通で弱点は一緒らしい。
痛みに転がる男の隣に転がった鉄パイプを私は拾い上げ、気絶する程度の力で首の後ろを叩く。
もう一人の男も逃げようとしたので空かさずバコンと。
それから、気絶した二人組の懐を漁ると、お金が入っているであろう袋を取る事が出来た。
テッテレー、Aはお金を手に入れた！！
…なーんて、よくあるRPGじゃあるまいし。
とりあえずお金を手に入れるという目的は達成。
さて…まずはご飯食べに行こうっと。
そうして路地裏からぱたぱたと駆け出して行って暫く時間がたった頃。
その二人組は何者かによって始 末されたとか。
＊＊
さて、昼食も早めに済ませた所で…ここが何て島かはっきりさせないと。
そう考えた私が向かった先は、図書館。
意外にも大きな図書館がありびっくりしたが、情報収集には丁度良かった。
そして、その島の歴史が記されているであろう本を見つけ、表紙を見る。
どうやらこの島は、春島の一つらしい。
成程、どうりで過ごしやすいわけだ。
暑過ぎず寒過ぎない。いい環境だなあ…春島って。
ここがどこかもはっきり分かった所で、ちょっとやっとかなければならないかなという事を思い付いた。
そう、万が一に備えて護身用の何か…を買おうかなと考えたのである。
早速私は図書館を後にし、武 器が売ってそうなお店に行く事にした。
何だか移動の多い一日だな、今日は。
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ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» はい！頑張らせて頂きます！今後もどうぞお楽しみに！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆず招き猫さん» いえ！更新頑張って下さいね！楽しみにしてます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» ぎゃ、マジですか。わざわざすみません…訂正しようと思います、ありがとうございます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 設定に書いてある八方美人ってあんまり褒め言葉ではないような気がします............. (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年1月27日 18時
