クールより恐らく ページ46
｢…誰かと思えば、白ひげ海賊団二番隊隊長の火拳のエースか｣
｢おう。それよか、お前みたいな野郎が何でこんな所に居やがんだ？｣
｢おれが何処に居ようと勝手だろう。それより｣
後ろの女は誰だ、とミホーク…鷹の目さんが私に振ってきた。
ぎっくう。
酷くビビったのは間違いない。
おどおどしながらも声を出そうとしたけど、代わりにエースさんが答えた。
｢こいつは俺達んとこの新入りだ、お前には関係ねェよ｣
｢ほう…だが、そういう訳にもいかない｣
ギロリと鷹の目さんが私を睨む。ひえっ、怖い。
｢…女。その腰の刀、何処で手に入れた｣
『んえ？刀？』
言われて驚いたけど、自身の腰に目を落とす。
刀って…これの事だろうか。武器屋のおじさんが売ってくれたこれ？
『これが何だって言うんですか…？』
｢見た所最上大業物の一つと言った感じか…｣
『あの、話聞きてます？』
剣豪の人って刀の事になると皆話聞かないのかな？
話そっちのけで刀の事だけ悶々と考えるのかな？
まあ欲しいと言われても流石に上げらんないけどね。うん。
刀の事で鷹の目さんが考えていると、エースさんがボソリと私に耳打ちする。
｢A、お前今の内に逃げとけ。七武海ってのは強い奴らの集まりだ。俺も一度誘われた事がある｣
『え、それマジで言ってんですか。エースさん』
｢…マジ。マジだから早く行け｣
『それもしかして断ったんですか？どうして？』
｢いいから行けっての！｣
小声でエースさんが行けと急かす。
ちぇ、何でぇ聞かせてくれてもいいじゃん。私そこら辺知らないんだしー。
むすっとしていると、急に空気がぴりっと殺気に満ちた。
｢げっ、やべ！｣
『え、何。何ですか？』
｢鷹の目の奴が剣抜きやがった！！｣
『…それ戦えって言ってます？あの人』
｢バカ！逃げるんだよ！！｣
エースさんはそう言うとがっと私の襟首を掴む。
そして私を引きずる様にして走り出した。
『ゔ…ちょ、せめてもっとマシな掴み方を…！？』
くっそ毎度引きずるとかマジ許さん。
苦しみながらも後ろを向く。すると、鷹の目さんはあの大きな刀を横に振るう構えをしていた。
『っ…エースさん屈んで！！』
｢ああ？！って、うお！！｣
私の指示通りにエースさんが屈んだと同時に、周りの木々がスパンと斬れた。
屈んだ衝動で私はエースさんに投げ飛ばされる。
…七武海ってさ、皆戦うの好きなのかな？ホント。
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ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» はい！頑張らせて頂きます！今後もどうぞお楽しみに！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆず招き猫さん» いえ！更新頑張って下さいね！楽しみにしてます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» ぎゃ、マジですか。わざわざすみません…訂正しようと思います、ありがとうございます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 設定に書いてある八方美人ってあんまり褒め言葉ではないような気がします............. (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年1月27日 18時
