大逆転 ページ33
裏口の様な所から女性達を逃がして見送った後、私はまた人攫い達をボコるべくアジトの中に残っていた。
女性達には申し訳ない、一緒に逃げようと言われたんだけど、ボコボコにするから無理ですって断っちゃったし…。
とりあえずお心遣い感謝します、とその言葉を添えておこう。心の中で。
『さて…どれくらいボコッたかな、あとどれくらい居るんだろ…』
人攫いとだけあってか、数だけは達者な様だ。
ただ戦力がちとね。弱い、弱すぎる。
銃があるから俺ら強いんだーとか思ってたみたい。ダサい。
｢…あ、居たぞ！あそこだ！！｣
振り返ると、瓦礫越しに銃を構えた人が数人。
どうやら捕まえた女性達を逃がされた事に腹を立てたのか、私を懲らしめようと考えたらしい。
……まあ、懲らしめるの私だけどね！！
『もう諦めて降参した方が身の為ですよー？』
｢うるせぇ！調子に乗りやがって！！どうなるか分かってんだろうな、ああ？！｣
うへぇ…いかにも雑魚っぽい台詞。
『強がりは他所でやって下さいよ。あー、あと私銃効きませんから撃つだけ無駄ですよ』
呆れ気味にひらひらと手を振る。
その仕草でまたまたカチンと来たのか、一部の人達がカチャリと引き金に手を掛ける音が響いた。
｢チィッ…女のくせに舐めやがって！！お前らァ！アイツを蜂の巣にしてやれ！！｣
あらあら、壊すなって言ったくせに結局壊しちゃうの。何その矛盾。低脳ですか？
『だから効かないって…はあ、無理か。話通じない』
また呆れて瓦礫の裏に避難しようとした瞬間
ドカァァン！！！
廃墟の大半が大きな炎によって破壊された。
…炎？炎、炎って…あ、まさか。
｢Aー！！どこだぁー！！｣
大きな炎の中から見慣れた顔が除く。
私を探す声の主がこちらを向く、バッチリと目が合った。
ああ、宛らちょっとキュンとしましたよ。初めて。
『お迎え遅いですよ、全く。……エースさん』
軽くにっと笑うと、エースさんも笑い返してくれた。
｢｢A〜！！｣｣
……あら、皆さん来てたんですか。Aちゃんびっくり。
『ここでーす、お迎えありがとうございますー』
｢｢危機感がまるでねェ！？｣｣
『そりゃ撃退してたんで当然ですよ、いえい』
とりあえず…人攫い達は全滅。白ひげ海賊団総出で、私は無事に救出(?)された。
…まあ、ほぼ私が倒したけど！！
この後、感動のあまりサッチさんから強く抱き締められたのは言うまでもない。
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ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» はい！頑張らせて頂きます！今後もどうぞお楽しみに！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆず招き猫さん» いえ！更新頑張って下さいね！楽しみにしてます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» ぎゃ、マジですか。わざわざすみません…訂正しようと思います、ありがとうございます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 設定に書いてある八方美人ってあんまり褒め言葉ではないような気がします............. (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年1月27日 18時
