見慣れた面子 ページ17
でもなーんで連れて来られたのかな、私…。
怒られる様な事したっけ…？
はっ…！もしかして、怒鳴られる…？！
やだー、私説教何てくらいたくないよぉぉ！！
｢おい、エース｣
｢お！マルコじゃねぇか、何してたんだ？｣
｢ちょいとオヤジと話してたんだよい、今後の事でな。所で…お前の後ろに居る奴誰なんだ｣
……よい？よいって、もしやあの有名な…不死鳥マルコさん？？
｢ああ、こいつか？あれだよ、探してたやつ！｣
｢あ？…あの二人組気絶させた奴か？｣
｢そう！｣
さらっと私の話しないで…それ聞いたマルコさんの視線が物凄く痛い。
めっちゃ殺気立ててますやん…ひーん、殺 されるぅ…(泣)
それからエースさんはマルコさんに私についてあれやこれやと語る。興味深いのか警戒心が強いのか、マルコさんは黙ってその話を聞いていた。
｢…話は大体分かったよい、そこのお前｣
『ひえっ…あ、はい…』
思わず変な声が漏れてしまった。あの…その前に殺気引っ込めて？Aちゃん怖くて本気で泣いちゃうよ？
｢マルコー、顔怖ぇ｣
からかう様にエースさんが口を挟む。
｢元からだよい｣
ちゃんと受け答えするマルコさん。仲良いな…。
｢突然だがオヤジのとこに行ってくれるか。エースがオヤジにお前の事話したせいでオヤジもお前に興味持ってんだ｣
あ、これフラグ立ったやつ。
嫌々と首を横に振った私だったが、またもエースさんに首根っこを掴まれ引き摺られる様に連れて行かれた。
強引すぎません？！女相手に！！
涙ながらそう思った私である。
そうして、エースさんはとある部屋の前で立ち止まる。それからノックをした。
｢オヤジ、俺だ｣
短い単語を述べると、扉の向こうから
｢エースか、入れ｣
言葉だけでも重く感じられる返事が返ってきた。
…待って、ほんとに待って。心の準備がまだ…。
そう思ったのものの、エースさんには届く筈もなく、扉は開かれ中に連れ込まれた。
｢帰ったんだな、エース。所で…後ろのそいつがお前の言ってたやつか？｣
｢そうそう、こいつなんだ！連れてくんのにちょっと手こずったけどな｣
｢グラララ、お前にしちゃあ珍しいじゃねぇか｣
ひぇぇ…生で聞くオヤジさんの笑い声凄い…。
｢そこのお前｣
『ひえっ、あ、はい！！』
唐突に呼ばれたので、勢いよく振り向く。
見ようとして見ていなかったオヤジさんに、改めて目を向ける。
……やばい、気絶しそう。
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ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» はい！頑張らせて頂きます！今後もどうぞお楽しみに！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆず招き猫さん» いえ！更新頑張って下さいね！楽しみにしてます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» ぎゃ、マジですか。わざわざすみません…訂正しようと思います、ありがとうございます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 設定に書いてある八方美人ってあんまり褒め言葉ではないような気がします............. (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年1月27日 18時
