もはや強制 ページ15
私は戸惑いながらその紙を受け取り、書かれている文字を読む。
始めは渡されても読めない、と思っていたら書かれている文字がだんだん見覚えのある文字に変わっていく。
日本語になったのだ。これってもしかして神様の力…？まあいいや、今はどうでもいい。
えっと、なになに…？
人攫い二人組を気絶させた奴の特徴……私じゃねぇか。
諸々を読み込んでみると、全て私に該当していた。
だからエースさんは私だと気付いたんだろう、気付いて欲しくなかったな。正直。
｢…どうだ？特徴、お前に一致しねぇ？｣
『……してますね』
うわーん、認めたくないけどここで嘘つく訳にもいかないからAちゃん正直に白状しますー…。(泣)
それから、その二人組を気絶させてお金を貰った事を正直にエースさんに打ち明けた。
つらつらと話している中、エースさんは私の話をしっかり聞いていた。
『…って事で、以上です』
｢へぇー…お前って貧弱そうなのによくやるな！！｣
『貧弱とは失礼…っな！！』
貧弱、という言葉にカチンとした私は思わずエースさんの頭を叩く。それも思いっきり。
｢いっでェ！？｣
本日二度目の痛いを頂きました。
｢何でお前はそんな簡単に人の事叩いたり出来るんだよ…｣
『馬鹿にされれば反撃するのも当然です』
これ、当たり前だよね。私は間違っていない。
頭を擦りながらエースさんは私を見る。
｢まあ…事情は大体分かった。そんな訳で提案なんだが…お前俺達の船に乗らねぇか？｣
『お断りします』
きっぱりと言い切る。
いやそもそもさあ…何でそれだけで乗せるって話になるかね？！
一般人だよ？加護がついただけのごくごく普通な一般人ですよ？？
それ誘うとかさあ、もう…もう！！！(語彙力)
｢まあまあそう遠慮すんなって、俺の仲間がみーんなお前の事聞きたがってんだよ。て事で連れてくな｣
『私ちゃんと断りましたよね？！ぐえっ』
すかさず反論しようとすればいきなり首根っこを掴まれ、半ば引き摺られる様に連行される。
やだやだやだ、行きたくない、行きたくないってば！！
ベルトに差してある刀を取り地面に突き立て何とか停止を試みる。
しかしガリガリと地面は削られるばかりで一向に止まらない。
ひぃぃ、男の力って怖いよー！！刀ごめんね！！
こうして、私は強制的にエースさんによって連行されたのである。
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ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» はい！頑張らせて頂きます！今後もどうぞお楽しみに！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆず招き猫さん» いえ！更新頑張って下さいね！楽しみにしてます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» ぎゃ、マジですか。わざわざすみません…訂正しようと思います、ありがとうございます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 設定に書いてある八方美人ってあんまり褒め言葉ではないような気がします............. (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年1月27日 18時
