少女漫画のノリでなく ページ13
無事、武器を購入した私は場所を移して港に居た。
なぜ港なのかって？
唐突に海の青さが恋しくなったからですよ。
いやあ…それにしても綺麗な海だなあ…。
地平線まですっごいはっきり見えてるよ、私感動。
それはそうと、先程店を出る時におじさんからある情報を伝えられた。
それはと言うと…今島にとある海賊団が停泊しているとの事。
危険ではないが、それなりに有名な海賊団らしい。
どんな海賊団なのかは聞けなかったが、居る事ぐらい聞けたのはいい情報だった。
『あ〜…眠い…』
あろう事か唐突に眠くなってきてしまった。
眠気に負けてきてこっくりこっくり船を漕いでいると…トントンと、肩を叩かれた。
思わず肩が震える。そのせいか、眠気も飛んでいってしまった。
｢うおっ、だ、大丈夫か？｣
…大丈夫じゃない、驚かせないでくれないかな。
人がせっかく気持ちいい昼寝をしそうだったって言うのに…。
『……大丈夫です、驚かせてしまって申し訳ありませんでした』
相手も驚いていた様だからとりあえず謝っておく。
けどもう謝らん、次起こしたら私は怒る。
｢お、おお…別に謝らなくても良かったんだが…お前こんな所で寝るとか随分図太いな？｣
『別に図太いって訳じゃ…眠い時に寝るのは当たり前でしょ』
｢でもよー、この島今人攫いが居て危ねーんだって言ってあるんだぜ？そんな中一人でここで寝るってのはやっぱ図太いだろ｣
『人攫い…何それ、初耳なんすけど』
｢やっぱ図太いなお前｣
『だっから図太くないって言って……え？』
｢ん？｣
先程から言葉を交わすばかりで私は相手の顔を見ようとはしなかったが、今相手の顔を見て私は驚愕した。
何と私が会話をしていた人物は、あのエースだったのだ。
『うぇぇぇ？！！』
思わず驚いて後ろに後ずさる。
すると、エースもまた後ずさった私を見て再度驚いた。
｢うおっ？！だ、だから何なんだお前！いきなり大声出すなよ！！｣
『無理！！大声出さないと死んじゃう！！』
｢いや何でだよ！！｣
あら、ちゃんと突っ込むのね。意外。
それよりも…生きてる。あのエースが、ちゃんと生きてる。
私は驚きつつ、半ば喜んでいた。
生きている彼が目の前に居る、元気な姿の彼がそこにいる。
嬉しい意外に言葉が浮かばないぞ…。
と言うか…出会い方すっげぇ唐突じゃね？
運命何てものじゃないぞ、これは。
宛ら考えが冷めてしまった私である。
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ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» はい！頑張らせて頂きます！今後もどうぞお楽しみに！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ゆず招き猫さん» いえ！更新頑張って下さいね！楽しみにしてます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - なつさん» ぎゃ、マジですか。わざわざすみません…訂正しようと思います、ありがとうございます (2019年2月5日 22時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 設定に書いてある八方美人ってあんまり褒め言葉ではないような気がします............. (2019年2月5日 22時) (レス) id: 31f489252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年1月27日 18時
