対峙 ページ7
シュガーを仕留めた瞬間、庭に長刀と麦わらが現れた。
長刀の能力か…？便利なものだな。
…そういえば2年前にも同じ様な事、してた気がする。
『無事辿り着けた様だな』
｢あ、赤いの！よかった、間に合った！｣
転がった麦わらが飛び起きる。
間に合った…？別に待ってた訳でもないんだが。
『…先に行ってた方が良かったか？』
｢ダメだ！抜け駆けすんな！｣
『隙ぐらい作れると思うんだが』
まだアイツに知られてなかったらの話になるが。
それに…聞きたい事もある。
『…合図したら来てくれてもいい。聞きたい事があって…いいか？』
｢すぐ済むか、赤眼屋｣
『アイツの返答次第による。胸糞悪ィからすぐ終わらせるがな』
最上階への道を歩く。
あの二人は着いてこなかった。
さて…手っ取り早く終わらせよう。
｢……"レイニー"か、どうした｣
『状況報告さ。それから…少し聞きたい事があってな』
最上階。
相変わらず鳥籠が目に見えて忌々しい
トレーボル…粘液野郎も居るのか、面倒だ。
｢…なんだ｣
『どうしてあの日、あの時───俺を拾った』
｢フッフッフッ…何、親切心さ。身寄りのない奴には居場所を与えるべきだろう？｣
『そうか、じゃあ聞き方を変えよう。───俺の
その言葉で一気に冷めた顔になる。
…案外分かりやすいじゃないか。
手に火を灯す。
『知っての通りこの炎は"対価"を与えればどんな傷でも、どんな病気でも治せる。だが"対価"が度を超えれば…死人を蘇らせたり、もしかしたら"不死"にだってなれるかもしれない』
揺れる炎は実に綺麗なものだ。
でも俺は…自分の炎よりもっと綺麗な炎を知ってる。
一瞬そんな事を考え、火を消した。
『───お前はあの"戦争"で俺に対し、何を思った。この能力を何に利用しようとした。それを聞かせろ、"鳥野郎"』
｢べっへへへ、んね〜んね〜！レイニー何かおかしくね〜！？気でも狂ったか？！べへへへ！｣
『…喧しい三流が。てめェに聞いちゃいねェんだよ』
相変わらずねちっこい奴だ。
声を聞くだけでまとわりつく様な嫌な感触。
…手っ取り早く燃やしてしまう方が早いか。
そう思った時、鳥野郎が口を開いた。
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ツバメ - 頑張って下さい楽しみにしてます (2022年4月21日 12時) (
レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、2度目のコメントありがとうございます。頭足らずでちょっと理解が及ばないのですが続きをご所望という事ですね？申し訳ありません、前にも言いましたが執筆中でして…首を長くしてお待ちください。 (2022年4月20日 23時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 何度見ても面白いです この続きに似た別の作品とその作品名はもうあるのですか！？ (2022年4月20日 19時) (レス) @page45 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、コメントありがとうございます。申し訳ありません、ただ今キリのいい所まで執筆中でして…公開までもう暫く首を長くしてお待ち頂ければ幸いです…。 (2022年3月21日 17時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 話が面白すぎてもっと続きが見たいです 恋愛に関して疎い彼女マルコとどうくっつのかや麦わらとローとゾウ編気になります (2022年3月21日 5時) (レス) @page45 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2021年11月15日 17時
