憤怒 ページ18
｢コアラちゃんお待たせ｣
岩陰に隠れていたコアラちゃんの傍に屈む。
｢もう、遅いよイズさん…！ヒヤヒヤしてたんだからね！｣
小声でコアラちゃんが怒る
ごめんって、だってエースの奴いきなり外に行ったもんだし。
多分覇王色の覇気の衝突で気になって行ったんだろうけど。
俺も今は外にいる。
ちょうど最上階の脇の方。
｢で…アイツが？｣
｢うん。このままほっといたらルフィ君達が危ない気がして…あとスザクちゃんも危ないかもと思って｣
｢潰すか｣
｢なんでイズさんもサボくんもそんな過保護なのよ！｣
当たり前だろ妹の危機だぞ。
マジにならない兄貴が何処にいる。
視線の先には戦場を見下ろす、コロシアムではエースにボロ負けしたジーザス･バージェス。
存在薄かったから気づかなかったわコイツもいたんだった。
バキッと指が鳴る。
｢ごめんやっぱ潰し行っていい？腹立ってきた｣
｢まだ！待てだよイズさん！｣
｢俺犬扱い？｣
いつから俺、そんな扱いを。
つかコアラちゃんいつから俺の事ぞんざいに
ドッゴォン！！！
待てを食らう俺を他所に派手な音が国中に響く。
あの丸っこく大きくなった麦わらがジョーカーを吹っ飛ばしたのだ。
人より小さいとはいえ…いや今はジョーカー並にでかいのか？中々やる、けど覇気が乱れまくってるし漏れまくってる。
あれを極めたらきっとやべーんだろうな、直感がそう言ってる。
肝心の鳥籠はまだ消えない、まだ足りないんだろう、終わらせるには。
もう一発ぶち込もうと飛んで行ったがあの丸い状態から一気に元に戻ってしまった。
どうやらあの状態は時間制限付きらしい、力なく麦わらは倒れてしまった。
｢ウィ〜ハハハ！！｣
その瞬間バージェスが王宮から飛び降りる。
まるで好機とも言うように。
｢麦わらの野郎が虫の息！待ってろ！！今殺して！！
｢ウソでしょ？！飛び降りた、なんてジャンプ力っ！イズさ…え？！｣
｢"烈槍"……｣
実は既に堪忍袋の緒は切れてた俺
｢待て｣はもう聞けないからなコアラちゃん。
バージェスの上で風の槍を象る。
サボを呼ぶ前に、コイツに礼儀ってモンを叩き込んでやる。
｢──…"
その槍をバージェスの背中目掛けて投げる。
槍は奴の落ちる速度を上げ、地面に激しく叩きつけた。
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ツバメ - 頑張って下さい楽しみにしてます (2022年4月21日 12時) (
レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、2度目のコメントありがとうございます。頭足らずでちょっと理解が及ばないのですが続きをご所望という事ですね？申し訳ありません、前にも言いましたが執筆中でして…首を長くしてお待ちください。 (2022年4月20日 23時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 何度見ても面白いです この続きに似た別の作品とその作品名はもうあるのですか！？ (2022年4月20日 19時) (レス) @page45 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、コメントありがとうございます。申し訳ありません、ただ今キリのいい所まで執筆中でして…公開までもう暫く首を長くしてお待ち頂ければ幸いです…。 (2022年3月21日 17時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 話が面白すぎてもっと続きが見たいです 恋愛に関して疎い彼女マルコとどうくっつのかや麦わらとローとゾウ編気になります (2022年3月21日 5時) (レス) @page45 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2021年11月15日 17時
