夢ならどうか覚めてくれ

閑話 -Whiteday- 6 ページ45

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Aレオナルド、俺死ぬかも
レオ何怖い事言ってんすかAさん、寝惚けてます?
A明日からまともに仕事出来ないかもしんない
レオしっかりしてくださいよ…どうしたんですか?


レオナルドが優しくって何とか平常心に戻れる。


でも胸元を見ればまた指輪が通ったネックレスが目に入って、また顔が熱くなる。


Aスティーブンさんのお返し、指輪が通ってるネックレスだった


さてどう来るレオナルド。


俺を落ち着かせてくれ頼むから。


レオやっぱアンタら付き合ってんでしょ


…イラァ



Aよしレオナルド、お前明日頭ぐりぐりの刑な
レオえ、ちょ、待ってください。冗談です冗談!
レオアンタよく平常心で受け取りましたね!?


『平常心で受け取ってねぇよ…気付いたらあったんだよ…』(事実)


A誰が平常心だゴラ違ぇよ、目ェ開けたらあったんだよ!!


それだけ打って送り返し、スマホをソファに投げ付ける。


ブーブーと返信があったけどもう見る気も失せた。


今日はもう見ない、はい終わり。


『…ぐぁぁあ』


何とも言えない声が漏れた。


今日はもう寝れそうにない。


『……そうだ、花移さないと』


それで気を紛らわそう。


そしたら幾らか落ち着きも戻る…


チャリ


…はず。


『……外したい』


もうダメだ、キャパオーバーしてる頭が。


未だ顔が熱い状態だったけど何とか貰った花を植木鉢に全部移した、ゆっくりと。


終わった頃にはバディに抱き着いていた。




朝の4時。


ふと目が覚めた。と言っても寝た気はしない。


もういい加減落ち着いたので、レオナルドの返信を見る。


レオやっぱりもういっその事付き合いましょうよ、2人とも


ビキ


おっと青筋浮いた気がする。


危うくツタから棘生やすとこだった。


ごめんバディ、俺の感情で変化するの嫌だよな。


俺は素早く返信内容を書き込み、送信した。


朝の4時に。


A息の根が止まると思っとけ、レオナルド


もはや脅迫文。


でもこうでもしないと気が済まない。


首にはまだネックレスが下がっている。


お返しがこれって何か複雑だけど…受け取っておくしかないか。


『…でも何でネックレスに指輪何だろ』


謎は謎を呼ぶってか。

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