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仮住所2 ページ22

『スティーブンさんって警察から何か恨みでも買ってます?』


「君は随分物騒な事聞くなあ…」


『いやあ〜何となくと言うか、見た目からと言うか』


「え、僕見た目で君からそんな風に思われてたのかい?」


何て聞き返されるから、軽い口笛を吹いて外をまた見てやり過ごした。






「結局あの後も誤魔化してたけど…ホントに見た目でそう思ってる?」


『スティーブンさん1つの事にこだわり過ぎじゃない…?』


あの後、スティーブンさん宅のマンションについて今は2人でエレベーターの中。


流石は仕事柄。


ここ高級住宅街ですって。お金持ち怖い。


で、さっきの事について質問責めされてマス。


そんなに気になる事かいな。


『でも俺が個人的にそう見えちゃっただけですよ、だからそんな深く考えなくても大丈夫かと』


スティーブンさんの方を見上げてそう言うと意外ときょとんとした顔をした。


なんか呆気ない答えだなっていう顔。


至って真面目な回答やでこれ。


『まあ、普段なら8割外見イケメンで女性が理想とするスタイルを持った1度は彼氏にしたい人って感じですし、うん大丈夫でしょ』


「…それ褒めてる?」


『バッチシ』


やや間のあったスティーブンさんに即時に言い返してぐっと親指を立てる。


そしたら何故かむにーっと左頬を引っ張られた。


『んえー』


「何だか軽く癪に障ったから暫く頬抓らせて」


『りむひん(理不尽)』


住んでる階に着くまでずっとむにむにされ続けました。


何故か無性にレオナルドが恋しい。





『片頬痛い』


「Aの頬は柔らかいね、ニホンのモチみたいだ」


『食ったことあるんすか、餅』


「いや、見た事があるだけ」


『今度口に突っ込みましょうか』


「疑問符を付けない所、君の性格はそういうものだっていう事が分かったよ」


こんちきしょう、試したなイケメン脚長族め。


ひゃー、と空気が抜ける感じの言葉を漏らしながら前行くスティーブンさんについて行く。


やがて一つの扉の前まで来て


「ここが今日から君の家が見つかるまでの仮住所だよ」


そう言われて既に開けた鍵を抜いて扉を引く。


お先にどうぞ、とか簡単に言っちゃうからレディーファーストですか、王道ですね。何て言うとコツンと軽く頭を叩かれた。





あれ、正論じゃないコレ?

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とーる(プロフ) - ああ俺っ娘大好きですうう、、ありがとうございますうう、、 (3月3日 21時) (レス) @page13 id: 2c1a894765 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 男…?女…?どっち…? でも6ページで養女って書いてあるから女…? (2020年11月7日 17時) (レス) id: 4f6aa0ae22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - リャオトンさん» 読んで頂きありがとうございます(´˘`*)主人公好きですか〜めちゃくちゃ励みになる言葉を頂きました、感謝感激雨霰!引き続き投稿頑張らせてもらいます〜! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
リャオトン(プロフ) - めっちゃ好きです!主人公が好きですね〜^ ^投稿頑張ってください! (2020年4月27日 1時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず招き猫 | 作成日時:2019年8月20日 22時

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