眠り姫（赤） (ページ17)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:24,874 hit

告白。ページ17

黄side

さっき、しげから

みんなに話があるから来てほしいってメールがきた。

ちょうどおれらは一緒におったから

いまは病院に向かっとる。

しげ病気のこと言うんかな、

いまはしげの病気のことを知っとるのはおれだけや、

みんななんていうんやろか、

ちゃんと受け止めきれるんやろか

ガラッ

しげがいる部屋をあけて

おれらが入ると

赤「お！！！きたきた！」

しげが前と変わらない明るい声で

俺たちが大好きな笑顔で

出迎えてくれた。

橙「めっちゃ元気やんけ！www」

「そやでー、ニコニコ天使ちゃんやからな！」

桃「やかましいわwww」

しげがめっちゃ元気やったから

話がどんどん盛り上がってった

緑「あ、そういえばしげ話ってなん？」

橙「あ、せやせや！なんなん？」

赤「あー！そうそう盛り上がっていうのわすれとったわ」

赤「おれなあと1年で死ぬんやww」

橙「え？」

緑「なにいうてるん、」

笑顔でそういったしげとは真逆で

みんなは悲しみやとまどい、おどろき

そんな負の感情で溢れて

空気が重い、

赤「淳太にはこの前言うてんけど、

おれ病気やねん、治らへん病気」

桃「どういうこと？淳太はしっとったん？」

「うん。知っとった。」

桃「なんでなんもいってくれんかったん？」

黄「それは、、」

赤「おれがじぶんで伝えたかったからや。」

緑「しげ、ほんまに、ほんまに治らへんの？」

神ちゃんは泣きそうになりながら

しげに聞いた、

そうよな、今まで長いあいだしげとがんばってきたもんな、神ちゃんは。

赤「うん、治らんで、でも今すぐ死ぬわけちゃうから！」

ニコッといつもの笑顔でしげは言った

赤「もー！みんなそんな暗くなるか？」

赤「まだたくさん時間あんねんで？

おれ残された時間をみんなと笑いまくって
過ごしたいねん！

悲しく過ごすより何倍も楽しいやろし！

なによりそっちのほうがWESTらしいやろ？」

WESTらしいやろ、その言葉に

みんなが力をもらった気がした。