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オ「久しぶりですねA、会いたかったです」
『……』
防衛本能が反応したのだろう、オペラ君が現れてからすぐに画材もカンバスもそのままにしてダッシュで逃げた。……が、コンマ2秒後に捕獲された。
『ぎゃああああああああああああ!!!!』
オ「暴れると落ちますよ」
『ごめんって‼︎通話切ったのは謝るから‼︎だから降ろして…やんっ⁉︎』
オ「相変わらず可愛い声で鳴きますね」
軽々と担がれたのでジタバタと暴れれば、お尻を叩かれて軽快な音が響いた。再会してすぐセクハラだなんて…っ‼︎
『ちょっとやめてよ‼︎ん…じゃなくて、おいこら尻を撫で回すなこの変態‼︎』
オ「見てください、Aがいない間に
オペラ君が指差した方向を首を捻って見てみれば、イルマ君とその他の生徒たちが
『へ?…あ、本当だ〜‼︎あの子達が開けたの?凄いわね今の子達って……って、降ろせって言ってるでしょうが‼︎どこに向かってるの⁉︎』
乙女を担ぎながら高速で移動するオペラ君の表情は分からず、後頭部よりも後ろから聞こえる声は呑気そうである。
オ「理事長に挨拶していないでしょう?いけませんね、頭の上がらない上司に挨拶も無しとは…これはお仕置きが必要ですね」
『君って相変わらずソウイウ事にしか興味が無いの⁉︎むっつりうす君だって大人の男性に成長してたわよ?』
ピタ、とオペラ君の動きが止まったかと思えば、さらに加速して進路が変わった。
オ「少し会わない間にAは随分と生意気な口を聞くようになりましたね。やはり今すぐ実習室を借りましょうか」
『待って嘘でしょ、ここは感動的な再会とかじゃ無いの⁉︎ねぇオペラ君聞いてるの…ああああああああああああああああ!!!!!』
『……』
オ「相変わらず可愛らしい反応でしたね」
『もうやだ消えたい………』
神聖な学び舎で、真っ昼間からサキュバス師団の実習室でいい大人が何ヤってんのよ……。しかも母校でまたするなんて思わなかった。理事長に挨拶するんじゃなかったのかよ…。
ため息をつきながらのそのそと服を着て身なりを整え、実習室のドアを開ける。
『はぁ…。理事長のとこ行ってくるわ……』
オ「私も行きますよ」
『ついて来ないでよ…』
オ「私は理事長の
『……そうだったね』
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らい(プロフ) - 寝子/猫さん» 分かります!私も1度でいいから本物のモフモフエギーちゃん撫でてみたいです!! (10月1日 16時) (レス) @page22 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - オペラさんてぇてぇなぁ!!私もエギーちゃん撫でたい! (10月1日 10時) (レス) @page22 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 素敵なコメントありがとうございます‼︎自分の作品を好きだと言ってもらえて、とても嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです!はよくっつけもありがとうございます🥰 (9月27日 7時) (レス) @page14 id: c6042b78d1 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - らいさんの作品凄く好きです…今作が個人的に一番好きな世界観や性格で更新される度に嬉しく癒されてます!大好きです!それでは、最後に…はよくっつけ! (9月26日 23時) (レス) id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2023年9月18日 23時