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『……分かった、話を聞こう』
オ｢話が早くて助かります｣
『その前に離して貰える?』
オ｢は？｣
『は？』
オ｢嫌です｣
『じゃ、帰る』
オ｢……仕方ないですね｣
番長くんに離してもらい、屋上で2人、互いに正座して本題に入った。
『……えっと、まず番長くんはバビルスの不良達を一掃して、風紀を正したい、ってことでおk?』
オ｢はい、そうです。ところで、番長くんはやめませんか?｣
『え"…心の距離って大事じゃない?番長くんいきなり呼び捨てだからびっくりしちゃったもん』
オ｢だからこそです。これからは長い付き合いになりますから｣
『わ、分かった……じゃあ、オペラ君…よろしくね?』
オ｢はい、よろしくお願いします｣
しっぽがパタパタしている…耳もぴこぴこしてるし、念子みたいだな……。
『えー…私は、このキャンバスを守りたい…です。バビルスを最低な作品で溢れさせたくない…』
オ｢どうやら私達の目的は同じ道のようですね｣
『そうだね…でも、問題はどうやってこのバビルスを守るか……』
むむむ……と腕を組んで頭を悩ませていると、オペラ君が人差し指を立てて提案を始めた。
オ｢貴女の家系能力はあらゆるものの治癒、復元、修復が可能ですよね?｣
『え、あぁ、うん…』
オ｢この1日一緒にいて貴女の様子を見た限り、魔力量も申し分ない｣
『まぁ…一族の中では優秀な方かな…?』
オ｢それを利用しましょうか｣
『ほぉ…?』
オペラ君の作戦はざっくりこんな感じ。
1.オペラ君がバビルスで悪さをする不良達をボコボコにする!
2.ボコボコにされた不良達の治癒･壊された建物や設備の修復を私が行う
……なるほど、なかなかいい案だな。
『……うん、その作戦いいね。賛成』
オ｢私も手加減する事なくやれますし、貴女の能力向上にも繋がりますね｣
『そだね、…じゃあお互いの利害は一致したってことでいい?』
オ｢ええ、問題ありません｣
『んじゃ、改めてよろしくね。オペラ君』
オ｢はい、よろしくお願いします。A｣
お互いの手を出し、握手する。交渉成立だ。
『よし、そうと決まったらまずはお互いのことをもっと知ろう!!オペラ君、まだ時間ある?』
オ｢ええ、大丈夫です｣
『じゃあ、お互いに色々質問し合おう!』
『好きなものは？』
オ｢冷ましたホットミルク｣
『へ〜…私はココアが好きかな』
オ｢お気に入りの場所は?｣
『ここ。屋上からの夕日が1番綺麗だから』
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瀬奈 - カルエゴくんの頭文字とバラムくんの頭文字がバカになってるのウケるｗ (8月25日 0時) (
レス) @page22 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき - めちゃめちゃ面白いです！これからも頑張ってください！応援しています (8月24日 10時) (レス) @page5 id: e818ab7371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年8月13日 2時
