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ラ「あら!ついにヤったのね‼︎魅力度も大幅に上がってるわ‼︎」
『そりゃどうも……』
昨日実技の課題を無事クリアしたのでライム先生に報告しに職員室に訪れれば、とても上機嫌で出迎えてくれた。
ラ「まずは実技クリアおめでとう。よく頑張ったわね」
『…ありがとうございます』
ラ「アフターケアはしっかりした?」
『はい、授業で習った通りのケアで今も体は大丈夫です』
ラ「…ところで、どうだった?初めてだから多少は痛い思いをしたとは思うけれど…あ、避妊魔術はちゃんとかけた?」
『避妊魔術については問題ありませんでした。以上です』
ラ「え〜それだけ?もっとこう…普段とは違う相手の姿にドキッとしたとか無いの〜?」
『では私はこれで』
これ以上ライム先生に話してたまるものか、と職員室を後にした。昨日のことを思い出して再び顔が熱くなるのを抑えながら、いつもより大きな歩幅でいつもよりも早く歩いた。
……めっっっっっっちゃ気持ちよかった。いや、まぁ初めてだったから痛みもあったのはあったのだけれど。
まだ何となく残っている異物感には慣れないものの、特に日常生活に支障はないので今日も普通に授業には出たが、一日中昨日のことが頭を支配している。
悶々と考え込みながら廊下を歩いていると、誰かにぶつかってしまった。
オ「おや、Aではないですか」
『あ"っ』
…今最も会いたくなかった悪魔No. 1、オペラ君だった。
オ「あれから体は大丈夫ですか?動けますか?」
『へっ⁉︎え、あ、うん…全然、大丈夫……』
言えない。寧ろすごく気持ちよかったですだなんて、口が裂けても言えない。
オ「無理だけはしないで下さいね」
『…お、おう』
オ「ところで」
『ハイ』
オ「実技の課題も無事クリア出来ましたし」
『ハイ』
オ「そろそろ付き合いませんか?私達」
『はi…ッドファッ!???!?』
あっぶねぇ流されるとこだった…。あれ、待って何で目の前のオペラ君は嬉しそうなのかな(震)
耳はぴこぴこ、尻尾はパタパタと忙しなく動いている。
オ「Aと漸く恋仲になれるんですね、とても嬉しいです」
『ま、待ってオペラ君、私まだOKって言ってない…』
オ「おや、昨日はあんなに可愛く何度も"好き"だと言ってくれたのに、ですか?」
『( 'ω')ファッ!?』
オ「Aは覚えていないようですが、心のメモリーにしっかり刻んでますからご安心を」
『な、なななななな…』
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瀬奈 - カルエゴくんの頭文字とバラムくんの頭文字がバカになってるのウケるw (8月25日 0時) (レス) @page22 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき - めちゃめちゃ面白いです!これからも頑張ってください!応援しています (8月24日 10時) (レス) @page5 id: e818ab7371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2023年8月13日 2時