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『……は?』

ある日、誘惑学担当のライム先生に呼び出された。

『ちょ、ちょっと待ってください!今、何と…?』
ラ「だーかーらー!!今回の課題は期限延長よ!!」
『な、何故ですか!?単位なら十分足りてますよね!?』

ライム先生の両肩を掴み、ユッサユッサと振りながら抗議をする。
最高評価を狙うのはつい先日諦めた。だから単位さえ取れればそれでいいのだが……

ラ「今回の課題は予想以上に未達成の子が多くてね……だから、生徒がその課題をこなすまで気長に待つことにしたのよ」
『は、はぁ……』
ラ「それ程までに、この課題は絶対にクリアさせなきゃいけないのよ」


『……それで、私を呼び出した理由はなんですか?』
ラ「ん?貴女、この前珍しく授業に出てなかったでしょ?だから説明もちゃんとできてなかったな〜と思って」

そう言って引き出しから1枚の紙を出したライム先生は、キュッバーン、と私にウインクしながら説明を始めた。

ラ「この紙には今回の課題におけるパートナーの名前を記入してね♡」
ラ「重要な課題だから、相手側にもあなた達にも責任が伴うの。だからしっかり書面で合意をとるのよ」
『なるほど…?』
ラ「じゃ、そういう事だから♡Aちゃんファイト♡」



















『どうしたものか……』

屋上で1人、ライム先生から渡された合意確認書とやらを見つめて唸る。

『絶対クリアしないといけないもんねぇ……あぁ…頭痛してきた……』

期限は延長されているわけだし、まだ焦らなくても大丈夫か、と思いながら確認書をしまおうした……が、誰かにそれを奪われてしまった。

オ「"誘惑学実習における合意確認書"……なるほど…」
『アッ』
オ「よし、私の名前を記入しましょう」
『だああああああああぁぁぁ!!!!!』

まずい、1番見つかっちゃダメな悪魔(ひと)に見られてしまった……。

『か、返して!!』
オ「却下」
『それ大事なやつなの!!返して!!』
オ「誘惑学の相手は私でしょう?」
『実習は別よ!!もっと慎重に考えないと……とにかく返して‼︎』

少しだけ背伸びをして合意書を取り返した私は、オペラ君がそう簡単に合意書を奪えないようにと、魔術で縮小して谷間に挟み込んだ。

『ふっふっふ…制服の下だし、これでオペラ君も合意書取れないでしょ〜‼︎』
オ「……」

驚いたように目を見開いて静止したオペラ君。おほほ、これで君の思う通りにはいくまい‼︎

『取れるもんなら取ってみな‼︎』
オ「では遠慮なく」
『え?』

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瀬奈 - カルエゴくんの頭文字とバラムくんの頭文字がバカになってるのウケるw (8月25日 0時) (レス) @page22 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき - めちゃめちゃ面白いです!これからも頑張ってください!応援しています (8月24日 10時) (レス) @page5 id: e818ab7371 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らい | 作成日時:2023年8月13日 2時

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