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静かな屋上でたった2人、沈黙が流れる。
『………あの』
オ「何ですか」
『…こっ、これは一体何なのでしょうか……?』
オ「何と言われましても。膝枕ですが」
飄々と言われましても。
今までは念子が膝に乗ってるな、くらいの感覚だったのに……。今私の膝に頭を乗せているのは、私に恋してくれている男の子であって。なんだか変に緊張するというか…。
オ「……気になるなら、Aの話をもっと聞かせて下さい」
『私の話?それだとナベリウス先生の話とオペラ君の愚痴と、シチロウ君の語りと、カルエゴ君の裏情報しかないよ？』
オ「ええ、Aが話すことならなんでも」
『……そう』
『…じゃあまずはシチロウ君語りね。』
『シチロウ君はね、すっっっごく可愛いの‼︎もうね、推し‼︎彼は推しよ‼︎家系能力の影響かもしれないけれど、とっても優しくて信頼できる。それに、研究熱心で生き物のこととなると目をキラッキラに輝かせてのめり込むのがまた可愛い‼︎あのふわふわな髪も櫛で梳かしてあげたいし、マスクもいいデザインなのよね〜‼︎』
『…で、そんなシチロウ君を見て母性本能がくすぐられるわけで。最近は育児本を読んでるの。オペラ君に悪影響を及ぼされないようにね』
オ「そうですね…シチロウ君の他にも子供は5人ほど授かる予定ですから、今のうちに育児本を読んでいて損はないですね」
『そういうとこよそういうとこ。流れるようにセクハラ発言するんだから、せめてシチロウ君の前では気をつけてよ？』
『…んで、次がカルエゴ君。』
『彼はなんだか……どこか私とオペラ君に似てるところがあると思うのよね…ほら、たとえばカルエゴ君って頑固じゃない?後から聞いたんだけど、オペラ君と間違われてた時に自分は髪型を頑なに変えなかったって聞いたわ。あと、彼はやっぱり努力家ね。なんでもそつなくこなせるように見えるけれど、そこに至るまでに相当な時間と労力をかけてる。軽く尊敬するわ、後輩なのにね……。でも、やっぱりカルエゴ君はむっつりだわ!だってね、この前誘惑学のテキスト見せたら顔真っ赤にしてたのよ?これは完全にむっつりね。そこも可愛いからいいんだけど』
『あと、カルエゴ君って周りからは誤解されそうだけど、すごく優しいのよ。さりげなく気遣いのできる紳士ね。オペラ君にパシられても、文句言いつつちゃんとしてこっちに戻ってきてくれる。そういう所が彼らしいわね』
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瀬奈 - カルエゴくんの頭文字とバラムくんの頭文字がバカになってるのウケるｗ (8月25日 0時) (
レス) @page22 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき - めちゃめちゃ面白いです！これからも頑張ってください！応援しています (8月24日 10時) (レス) @page5 id: e818ab7371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年8月13日 2時
