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『カルエゴ君』
カ「…何ですか」
『そんなに嫌そうな顔しないで?さすがに傷つくわ』
カ「……いや、先輩の頼みですから断りませんが、先輩(ヤツ)に頼んだ方がいいのでは?」
『それは絶っっったいダメ!!』




時は数刻前に遡る_________
ある日、談話室にカルエゴ君を呼び出してとある頼み事をした。

『お願いします!!どうか誘惑学の相手になって下さい!!』
カ「……出来れば、他を当たって欲しい所なんだが」
『お願いできるのカルエゴ君しかいないの!!』

そう、可愛い後輩であるカルエゴ君に頼んでいるのは、誘惑学のお相手である。

先日教師から出された課題は羞恥心を味わうこと。籠絡させるには、まずは羞恥心を捨てなければならない。しかしあくまでも誘惑学。何らかのえっちなことをして羞恥心を味わわなければならないのだが……。

シチロウ君はきっとえっちな事とか分かんないだろうし、逆にオペラ君はソウイウ事しか頭にない。だから唯一そばにいる女子に愛を囁くのだろう。他の不良も言うまでもなし。

『いい感じにえっちなことにちょっと興味ありそうなカルエゴ君にしか頼めないんです!!』
カ「驚くほどストレートに言いますね。失礼すぎませんか?」
『どうか!!この憐れな先輩を助けると思って!!お願いします!!』
カ「……仕方ないですね、分かりました」
『カルエゴ君ッッッ!!』

なんて可愛い後輩なんだろう。嬉しさと安心で思わず抱きついてしまった。

カ「ちょっ!?離れて下さい!殺される!!」
『大丈夫!!その時は私が守ってあげるからね!!』










_________という事で、現在である。

放課後に談話室を借りて、カルエゴ君と2人で正座して本題に入る。

『えっと、今回の課題で行うことは、"男性がされて嬉しいことで、尚且つ自分自身が恥ずかしいこと"なんだけど……』
『カルエゴ君、何されたら嬉しい?』
カ「いきなりぶっ込んで来ますよね、アンタ」
『遠慮なく言って!!私も勉強になるし!!』
カ「普段オペラ(ヤツ)に求められる事をしてみては?」
『なるほど!』

うーん…普段オペラ君にしてることかぁ…。ハグとかキスとか?でもそれってあんまり恥ずかしくないしなぁ……。

『うーん…取り敢えず無難にちゅーする?』
カ「はっ!?」
『どこがいい?唇以外で』
カ「あぁ……どこでもいいですよ……」

そう言ったカルエゴ君の前髪を少しはらって、おでこに優しくキスを落とした。

『うーん……恥ずかしくないな……』

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瀬奈 - カルエゴくんの頭文字とバラムくんの頭文字がバカになってるのウケるw (8月25日 0時) (レス) @page22 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき - めちゃめちゃ面白いです!これからも頑張ってください!応援しています (8月24日 10時) (レス) @page5 id: e818ab7371 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らい | 作成日時:2023年8月13日 2時

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