? ページ28
プルソンside
カ「……」
プ「……」
え、何これ｡何なのこの沈黙。なんでこんなに静かなの。なんとか言えよ
バビルス特別授業指令とやらのせいで突如として僕達
各々ペアになって講師の指導を受けることになった訳だけれど、僕以外のみんなは講師がちゃんと割り当てられて僕だけがここ、
カ「貴様の講師についてだが……」
え、嘘でしょ、もしかしてアンタなの?やだよ?なんで僕だけぼっちで
カ「貴様の講師を務めるのは私の…私の………知り合いだ」
プ「はぁ…そうですか」
なんでそんな思春期の男子みたいな言い方するんだよ。こっちが恥ずかしくなってきたんだけど。
それにしても､僕の講師はいつ来るんだろう｡流石に2人きりが耐えられなくなってきた｡遅刻魔なのかな?
…と思っていると､なんだかいい香りがした。
もしかして、もう"ここにいる"…?
カ「…居るんだろ、さっさと出てこい」
『…はぁーい』
プ「!」
聞こえたのは女性の声。鈴が転がるように可愛らしく、同時に妖艶な大人の色香も纏ったその声は､僕の背後から聞こえた。
驚いて後ろを振り向けば、その悪魔の足元が現れる。続けて細い腰、白い手､……そして､ゾッとするほど美しい顔と肩くらいの長さで切り揃えられた夜空を溶かし込んだような深紫の髪｡
『初めまして､プルソン・ソイ君｡君の話はカルエゴ君から聞いてるわ』
プ「あ…は、はい……」
何この美女。こんな美女が僕の講師?僕だけ超ラッキーじゃん｡うわ、いい匂いする……って､
プ「指輪だ…」
『ん?』
彼女の白くて細い左手の薬指には、控えめに光る銀の指輪｡…あ、でも右手首にブレスレット付けてるからただのアクセサリーかな?
『……Aです｡プルソン君､一緒に頑張ろうね！』
プ「ハイ」
細かい事は気にしないでおこう。この美女に特訓してもらえるんなら他の事はどうでもいいや｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らい(プロフ) - あまねさん» 素敵なコメントありがとうございます！読者の皆様がカルエゴ先生のお嫁さんですので､楽しんで頂けたら幸いです(ｰ̀֊ｰ́˶ჱ̒ (5月5日 23時) (
レス) id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - およめさんんんんんんんんんかわあいいい (5月4日 16時) (レス) @page36 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 悠鱸さん» ありがとうございます!!最近は忙しくてサイト覗けていなかったのですが､こちらでもコメント下さって凄く嬉しいです!是非今後ともよろしくお願い致します(^_ _^） (1月21日 17時) (レス) id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
悠鱸(プロフ) - やっぱりスゥッとお話が入ってきますね！？それほど語彙力があるというか、長さがちょうどいいと言いますか、吸収しやすいと言いますか…。あの…はい、好きです、。めちゃ好きです…好き以外の言葉が出てきません、それぐらい好きです、笑 完結するまで見まくります (1月21日 10時) (レス) @page21 id: 1e852fcc4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らい | 作成日時：2023年12月13日 12時
