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〜♪
『……』
カ「……」
あの後の空気がすごーーーく気まずい。
お互い無言でピアノを弾き続け、少しのミスをすれば私が無言で土下座し、カルエゴ君が無言でそれを起こすというなんともシュールな行為を何度か繰り返している。
『……あっ』
カ「待て」
段々と土下座が美しくなっていくのを感じながら再び土下座をしようとすると、片手でそれを制された。
カ「…その、あまり気を張りすぎても良くないと思うのだが」
『……だ、代表様の足を引っ張ったらと思うと胃が痛くてですね…あいたたた』
ｱｧ……考えただけでも胃が……
カ「…何故、そこまでしてくれるんだ?｣
『な、何故って…それは……えっと』
音楽祭で優勝したら交際するという賭けのことを言っているのだろう。私が手を抜けばその賭けは無しになるのだから、カルエゴ君が疑問を抱くのも自然な事だし、……期待することも、ごく自然なこと。
『…君が、頑張ってるから…お、幼馴染として、協力しなきゃでしょ……』
カ「…ふぅん？」
あ、これバレてるやつだわ。好きバレってやつだわ。
『と、兎に角!!クラスのみんなも頑張ってるし、私一人が頑張らない訳にもいかないでしょ!!』
カ「…そうだな」
お？おおおおおお??
か、カルエゴ君が…笑ったーーーー!!
ギャース、ギャース…
「…き、きゃあああああああああああ!!!!!」
クラスメイトの悲鳴とともに、眠っていた脳が強制的に起こされた。……朝か。
昨日は暗くなるまで練習しても足りなくて、泊まり込みで必死に練習していたらいつの間にか眠ってしまった。
恐らく死体のように眠っているクラスメイトにびっくりして叫んじゃったんだろうな、と思いながら軽く謝罪でもしようかと瞼を開ければ、カルエゴ君のとっても綺麗なお顔が視界いっぱいに広がっていた。
『…は？』
カ「…ん、ああ…朝か」
『きゃあああああああああああ!!!!!』
悲鳴をあげたクラスメイトちゃんに弁明しようとカルエゴ君の腕から抜け、声をかけると彼女の視線は
……生暖かった。
「眼福…♡」
『ち、違うのよ!?…えっと、これは…そう!!ちょっと深夜テンションで組手してたらお互い寝落ちしちゃって……』
カ「いや、無理があるだろう」
『カルエゴ君は黙ってて!!』
必死に弁明をしている間にもクラスメイトは登校してきていて、さらに生暖かい視線は増えていった。
『ほんとに…っ、違うから…私たちはまだそんなんじゃ…』
カ「…"まだ"?」
『ｱｯ』
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らい(プロフ) - あまねさん» 素敵なコメントありがとうございます！読者の皆様がカルエゴ先生のお嫁さんですので､楽しんで頂けたら幸いです(ｰ̀֊ｰ́˶ჱ̒ (5月5日 23時) (
レス) id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - およめさんんんんんんんんんかわあいいい (5月4日 16時) (レス) @page36 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 悠鱸さん» ありがとうございます!!最近は忙しくてサイト覗けていなかったのですが､こちらでもコメント下さって凄く嬉しいです!是非今後ともよろしくお願い致します(^_ _^） (1月21日 17時) (レス) id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
悠鱸(プロフ) - やっぱりスゥッとお話が入ってきますね！？それほど語彙力があるというか、長さがちょうどいいと言いますか、吸収しやすいと言いますか…。あの…はい、好きです、。めちゃ好きです…好き以外の言葉が出てきません、それぐらい好きです、笑 完結するまで見まくります (1月21日 10時) (レス) @page21 id: 1e852fcc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年12月13日 12時
