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カ「……A、その辺にしておけ」
『はーい……』
カ「…とにかく、
……あ、やばい、カルエゴさんピキっちゃってる。また喧嘩売りやがって……。
カ「今までの喧嘩の破損額を忘れたか？今付け足してやってもいいんだぞ」
オ「はいはい、うるせぇヤニくせぇ」
カ「ｱ"ｧ!?」
イ「まぁまぁ、2人とも……」
『…あの、喧嘩するなら外でやってくれません？』
この2人はどうしてこんなにも仲が悪いのだろうか…。カルエゴさんの声が頭に響く……。
イ「お金の事なんですが……後でおじいちゃんにもちゃんと謝ります。3日以内には必ず返せるかと……」
テキパキと書類仕事を進めながら2人の会話を聞いていれば、先程からイルマくん、無自覚でカルエゴさんの地雷を踏みまくっている。
イルマくんは凄くいい子だけどお金には無頓着だし、欲もないからなぁ……。金の亡者である私たちには、到底理解できない考えの子である。
まぁ可愛いからいいんだけど。
『……よし、それじゃあカルエゴさん、ジブンはこの後用事があるので……って、あの二人は？』
仕事が終わったので一足早く帰ろうかとカルエゴさんに声をかければ、あの2人は居ない。そういえばさっき、カルエゴさんがイルマ君に詰め寄っていたような…⁇
カ「追い出した。それも無理難題を押し付けてな」
『うわぁ…陰湿……』
カ「これで漸くバビルから出ていける…アイツらには感謝せねばな」
『カルエゴさんが金庫番やめちゃったらジブンが困るんですが』
カ「…気が向いたら拾ってやる」
"気が向いたら"ね……。
普段は仕事押し付けてくるくせに、本当はすごく優しいんだよな、この人。
『へへ、やっぱりカルエゴさんは良い人ですね』
カ「…お前、いつまでもそんな呑気にしているといつか喰われるぞ」
『わっ⁉︎…もう、ウィッグずれちゃうからやめて下さいよ〜』
カルエゴさんの周りをくるくると回りながらいじっていると、頭を掴まれてそのままわしゃわしゃと撫でられた。
カ「…集金行ってくる」
『お気をつけて〜』
少しだけ機嫌良さそうに鼻歌も歌いながら歩くカルエゴさんの背中を見送り、そのまま帰る準備を始める。
『早く帰らなきゃ……』
今日は大事な予定があるから、早く帰って準備しなきゃ。
金庫室の施錠を確認して、急ぎ足でバビルを出ていった。
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らい(プロフ) - さくらさん» 素敵なコメントありがとうございます!!素人の拙い文章ですが､楽しみにしてくれているなんて光栄です😭ゆっくり更新していきますので、是非これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!! (3月21日 21時) (
レス) @page46 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも最高のお話をありがとうございます😭続きも楽しみに待ってます！受験も頑張ってください！！ (2月12日 22時) (レス) @page46 id: e8dfac7bef (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - 続きが早くみたい！ (11月9日 23時) (レス) @page22 id: 8e30180732 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 蓬さん» いつもご愛読頂きありがとうございます‼︎今回の作品も楽しんでいただけたら嬉しいです🥰 (10月29日 23時) (レス) id: 548d1d254d (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - 最近、忙しくて久しぶりに来てみたら新作が😭😭😭今回の作品も大好きです…ほんと、大好きです、ありがとうございます🥹 (10月29日 23時) (レス) @page16 id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年10月16日 20時
