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後ろから肩を叩かれ、不機嫌そうに舌打ちする音が聞こえると、冷や汗がダラダラと流れ始めた。
……天敵だ(震)
イ「あ、オペラ!」
『…いつからそこに居た?』
オ「お前が家に来てすぐ
『ほぼ
にこにことオペラに笑いかけるイルマくんの後ろにまわり、肩越しにオペラを睨む。
イルマくんの腰に腕を回し、肩に顎を置いて密着すれば防御体勢は万全だ。
カルエゴさんは1人ですぐに帰っちゃったし、助けを求められるのはこの天使しか居ない。このままイルマくんにくっついて自分の部屋まで向かうしかない!!
イ「えっと…Aさん?」
『イルマくんお願い…このまま部屋に案内してくれないかな?』
イ「勿論いいですけど…あの、動きづらくないですか?」
『超余裕だから大丈夫!!』
オ「…
『イルマくん、もしかして迷惑だった…?』
イ「僕は大丈夫!!」
『ほらな!!』
オ「…チッ」
天使に思う存分抱きつくことができて、さらにオペラにも襲われない。最高じゃないか!!
ふふん、とドヤ顔でオペラに向かってピースする。ずももも…と黒いオーラが出てきているけれど、イルマくんが居るから今の私は無敵だ。
……と、油断していたのが良くなかったのだろう。トントン、とまた後ろから誰かに肩を叩かれ、振り返ってみればにこにことお花を散らしながら笑う
サ「やっほーA君♪」
『げっ…
サ「んもぉーA君ったら!!また一緒に暮らせるようになったのに"げっ"は酷くない!?」
『…申し訳ありません』
サ「君がこの家を出てから寂しくて…また一緒に暮らせないかって思ってたんだよ!!」
『
『ジブンの半径3m以内に入らないで頂けますか?涙とか鼻水がちょっと…』
サ「ねぇ今感動するところじゃなかった!?」
少しはじーんときたけどね。だけど涙と鼻水で顔面がべしょべしょの老人に抱きつかれる趣味はない。
うおぉん、と号泣しながらこちらに抱きつこうとしてくる
『…
サ「あ、その前にわしの部屋に来てくれる?オペラ君も!!」
『…え"』
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らい(プロフ) - さくらさん» 素敵なコメントありがとうございます!!素人の拙い文章ですが、楽しみにしてくれているなんて光栄です😭ゆっくり更新していきますので、是非これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!! (3月21日 21時) (レス) @page46 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも最高のお話をありがとうございます😭続きも楽しみに待ってます!受験も頑張ってください!! (2月12日 22時) (レス) @page46 id: e8dfac7bef (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - 続きが早くみたい! (11月9日 23時) (レス) @page22 id: 8e30180732 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 蓬さん» いつもご愛読頂きありがとうございます‼︎今回の作品も楽しんでいただけたら嬉しいです🥰 (10月29日 23時) (レス) id: 548d1d254d (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - 最近、忙しくて久しぶりに来てみたら新作が😭😭😭今回の作品も大好きです…ほんと、大好きです、ありがとうございます🥹 (10月29日 23時) (レス) @page16 id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2023年10月16日 20時