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うーん、気が重い。すんごく気が重い。
というのも本日は、お引越し当日である。
荷物も全てお屋敷に送り届け、あとは愛猫のシャリと共にカルエゴさんの運転する車でお屋敷まで移動するだけなのだが……
一度は出て行った身なのに、本当にまた一緒にイルマ君のような天使と住んで良いんだろうか?
てか、あの
『気が重い…』
カ「…それは俺もだ」
『ありがとうございます、わざわざジブンのためにこうして送っていただいて…』
カ「構わん。問題は…」
「『必ず
低く重たい声色が重なり、車内にどんよりとした空気が広がる。金庫番の2人はどうやら考えることが同じらしい。
これから天敵と顔を合わせなければいけないと考えると、どうしても気が重くなってしまう。…あ〜、なんだか胃が痛くなってきた……。
助手席で深いため息をつきながら膝の上で大人しくしているシャリを撫でていると、いつの間にかお屋敷に到着していた。
カ「……着いたぞ」
『ありがとうございます…じゃあ逝きますか……』
カ「ああ……」
「『はぁぁ……』」
立派な門をくぐって玄関の扉を叩けば、パタパタと小走りでこちらに向かってくる足音が聞こえる。
ガチャリと扉を開ける音がしたかと思えば、目の前には私の天使がにこにこと笑いながら出迎えてくれていた。
イ「先生!Aさん!いらっしゃいませ!!」
『…イルマくんっ!!』
イ「わっ!?」
会って数秒も経たないうちにイルマくんの爆発的な可愛さで胸がいっぱいになり、愛らしい笑顔で微笑む天使に思い切り抱きつく。
天敵とかもうどうでもいい!!そうだよこれからこの天使とまたひとつ屋根の下で暮らすんだよ!!なんだよ最高じゃねーか!!
『また一緒に暮らせる事になってお兄さんすごく嬉しいよ〜!』
イ「へへ、僕も嬉しいです!」
『もう!君ったら本当に可愛いんだから!!』
この上なく可愛い天使のおかげで私の頬はゆるゆるになり、にへぇ…とニヤける。ここは天国か?天国だな!!
……が、しかしそれも数秒後には地獄と化してしまった。
『イルマくん大好きだy「おい」
あーーーーー、これは幻聴だな。うん。オペラの声が聞こえたのはきっと幻聴……
オ「…無視すんな。脱がすぞ」
『ﾋｮｵｯ!?』
……幻聴じゃなかった(泣)
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らい(プロフ) - さくらさん» 素敵なコメントありがとうございます!!素人の拙い文章ですが､楽しみにしてくれているなんて光栄です😭ゆっくり更新していきますので、是非これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!! (3月21日 21時) (
レス) @page46 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも最高のお話をありがとうございます😭続きも楽しみに待ってます！受験も頑張ってください！！ (2月12日 22時) (レス) @page46 id: e8dfac7bef (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - 続きが早くみたい！ (11月9日 23時) (レス) @page22 id: 8e30180732 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 蓬さん» いつもご愛読頂きありがとうございます‼︎今回の作品も楽しんでいただけたら嬉しいです🥰 (10月29日 23時) (レス) id: 548d1d254d (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - 最近、忙しくて久しぶりに来てみたら新作が😭😭😭今回の作品も大好きです…ほんと、大好きです、ありがとうございます🥹 (10月29日 23時) (レス) @page16 id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年10月16日 20時
