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オ「お前、シャルなのか…?」
『……』
私の上に馬乗りになりながらも、信じられないものを見たといった表情を浮かべるオペラから顔を背けて視線を逸らす。
男なんかに喰われないように、舐められないように、己を守るために、必死で積み重ねてきたものが崩れていくような気がして、悔しくて涙が出た。
……あぁ、ついにバレてしまった。よりによって1番バレたくなかった人物に。
シャツの袖で涙を拭い、一度深呼吸をしてオペラに向き直る。混乱しているであろうオペラに説明と……口止めを。
『…ｵﾗｧｯ!!』
オ「っ!?」
体を起こしてオペラに頭突きをかまし、今度は私が馬乗りになる形でオペラを押さえつける。護身術極めてて本当によかった…。
『今まで騙しててごめん……でも、決して君を傷つけるつもりは無かったんだ…』
オ「その体勢だと説得力ねぇだろ」
『これにはのっぴきならない事情があってだな……』
オ「聞いてねぇし……」
『幻滅した？好いている相手が性別を偽っていて、尚且つ他人のフリして君の…その、あまり人に知られたくない話聞いてたって知って』
オ「……」
言葉も出ない、か……。
そりゃそうだよね、長年の友人が自分に嘘ついてたんだし。
オ「…は？じゃあお前に告白してるも同然じゃねぇか」
『……そ、そうなるね』
オ「まじか……」
天を仰ぎ、顔を覆ってため息をついたオペラの口からこぼれたのはなんとも呑気な言葉だった。
『い、いやいや!怒らないの？失望しないの？ずっと君に嘘ついてたんだよ？』
オ「…失望する訳ねぇだろ。何年一緒に居るんだよ」
『そ、そっか…』
失望、されてない…。
今まで不安の種となっていた物が無くなったようで、心の底から嬉しかった。
暖かい何かが胸の内に広がって、安堵でまた涙がこぼれた。
『そうか…うん、そうだよな…ありがとう…君が友達でよかっ「いやいやいや」…へ？』
オ「お前、自分の状況分かってねぇだろ」
良き友人であるオペラの言葉が嬉しくて感涙していたというのに、その雰囲気を真顔でぶち壊された。
……かと思えば、一気に視界がぐるりと揺らいで、再び頭を床に打ち付けてしまった。
『痛ぁッ!?』
オ「……下はどうなってるんだろうな」
『はっ!?』
再び馬乗りされ、ぐいぐいと私のズボンを下ろそうと引っ張ってくる手を必死に抑える。
『ちょっ、…おい!!やめろ!!』
オ「お前が女だって知って、むしろ好都合だ。
お前を孕ませられる」
『ﾋｯ』
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らい(プロフ) - さくらさん» 素敵なコメントありがとうございます!!素人の拙い文章ですが､楽しみにしてくれているなんて光栄です😭ゆっくり更新していきますので、是非これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!! (3月21日 21時) (
レス) @page46 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも最高のお話をありがとうございます😭続きも楽しみに待ってます！受験も頑張ってください！！ (2月12日 22時) (レス) @page46 id: e8dfac7bef (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - 続きが早くみたい！ (11月9日 23時) (レス) @page22 id: 8e30180732 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 蓬さん» いつもご愛読頂きありがとうございます‼︎今回の作品も楽しんでいただけたら嬉しいです🥰 (10月29日 23時) (レス) id: 548d1d254d (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - 最近、忙しくて久しぶりに来てみたら新作が😭😭😭今回の作品も大好きです…ほんと、大好きです、ありがとうございます🥹 (10月29日 23時) (レス) @page16 id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年10月16日 20時
