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「おはよう。さて、今日の稽古はじめてもいいかな?」
私が稽古場に入るとそこには昨日よりも少し人数は減ったけれど大勢の隊士がいた。
隊士たちの返事を聞き、私は木刀を手に持つ。
「今日は打ち込みでいこうか。なにごとも基礎からだからね」



(…うん。何人かは見込みがある。でも…それ以外の隊士じゃ普通の鬼すら倒せるか…)
私が木刀を振るわずにあしらえる隊士が殆どで私は焦りさえも感じていた。だってこんなの連れていったら本当に死ぬことだって有り得るから。
そんなことを考えていると次の相手が目の前に来た。私が顔を確認すると
「あぁ炭治郎」
炭治郎が普段より凛々しい顔でそこに立っていた。
炭治郎とのこうして1対1での手合わせは初めてだから少しだけほんの少しだけ心が踊ってる感じがした。

「遅い。もっと早く踏み込んで」
と避けると炭治郎は床に手を着いた。でもすぐに立ち上がってまた打ち込みを始める。
(あぁ…いいな。強いわけじゃないけど諦めない心を持ってるのはいい事だ。炭治郎はきっと、ううん。絶対強くなる)
そう思いながら避けていると木刀が私の頬を掠めた。
「…!」
私が驚いていると炭治郎はそれを逃さずに打ち込みの姿勢を作った。振りかぶってくるその姿に
「ごめん」
私はそういい炭治郎の腹に蹴りを入れた。
炭治郎の体は壁に打ち付けられぐったりとしている。
「ごめんね。大丈夫?炭治郎」
私が手を差し出すとそれに手を重ね
「あぁ!ありがとう!」
ゆっくりと立ち上がった
「Aはすごいな!全然目で追えなかった!」
炭治郎が私の手を握ったままそう言った。
「まぁね。柱だから」
そう、柱なら当然。だって守らないといけないものが沢山あるんだから。



「はい。今日の稽古はここまで。お疲れ様」
夕方になり私がそう声をかけると脱力したように仲間たちと話す隊士達。
「で、今日任務に着いてきてもらう人達だけど」
だけど私のこの言葉と同時に会話はなくなった。
私は一緒に行く隊士達に声をかけ、稽古場から出ていった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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莉菜 - とても面白いです!これからも作者様の作品を見させていただきます! (2020年9月28日 19時) (レス) id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 桜さん» 初コメありがとうございます!!わー!嬉しいです…!!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね!! (2019年11月26日 16時) (レス) id: e46ce03724 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメさせていただきます!とても面白いです!これからも頑張ってください! (2019年11月26日 16時) (レス) id: 21491b69d7 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 白河さん» なるほど…!貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます!! (2019年11月26日 8時) (レス) id: e46ce03724 (このIDを非表示/違反報告)
白河(プロフ) - 句読点や改行が少なく、文が詰まっていて少し読みづらい印象を受けます。もう少し全体的に余裕を持たせて書いてみては如何でしょうか。 (2019年11月25日 3時) (レス) id: 9608ee8c09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月7日 6時

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