雪柱さんは任務に戻るらしい

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ごきげんよう。初めましての方は初めまして。私は鬼殺隊の柱の1人、雪原A。本当は柱って9人なんだけどね。
まぁそんなことはどうでもいいのよ。私は色々あって妊娠、出産をした訳なんだけど。

「はぁ、つまり私達は子供の面倒を見てはいけない。ということでしょうか」
お館様呼ばれてこう言われた
「すまないね。Aと無一郎には任務に集中して欲しい」
と。
正直任務に集中したいのは私も無一郎もそうだろう。だけど…
言葉に詰まっていると無一郎が
「では僕達の子供は誰が育てることになるんですか？」
と言った。そうだ、私たちが見なければ誰が面倒を見るんだろう。
「それは雪屋敷の皆に頼もうと思っているよ」
「うちの！？！？」
お館様の言葉に思わず大声を出してしまった。
「あっ、申し訳ありません…。ですがうちの使用人は子を育てたことなどありません」
それはそうだろう。だってうちの使用人妖怪の類だし
「けれどね。柱が2人も居なくなるのは鬼殺隊にとって大きすぎる損失だ。それはわかってくれるね？」
「「はい」」
柱が1人かけるだけでも大変なのに2人なんて考えるのすら嫌なくらい。
これは仕方ない事なんだ。柱としてここに居るならその責務を優先しなきゃ。
「…わかりました…。ですが稽古は私達がつける。ということでいいでしょうか」
「あぁその事だけれどね」

お館様の口から発せられた言葉に私は
「へ」
と気の抜けた声を出してしまった。
え、大丈夫か…？それ。

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